教え子の死… 

    6時間目の授業に行こうとしていたら、携帯が鳴りました。M君のお母さんからでした。つい先ほど亡くなった、と。彼は僕が前任校で担任した生徒で、大学4年時、卒業してからも、島根県の地歴の教員になりたいと、松江北高で行われる採用試験を、僕の家に泊まって受験に出かけた生徒です。超狭き門のために残念ながら合格できずに、関東地方で塾の先生をしていたのですが、1週間ほど前に電話してきて、「やめて帰って来た、益田の日赤に入院して病気の治療が始まる」と元気に笑いながら報告してくれました。「良くなって先生の家にまた遊びに行くから」と約束したばかりでした。昨夜容態が急変してドクターヘリで出雲に運ばれたが、たった今亡くなったと、悲しむお母さん。何の言葉もかけてあげられなかった。約束違反だぞ…M君。

    病気は本当に残酷です。前途ある若者が、親より先に逝ってしまう。彼はコーヒー好きの僕のために、よく「バンカム」の美味しいコーヒーを送ってくれました。帰省したときは途中下車していつも家に寄ってくれ、元気な姿を見せてくれました。松江を観光したり、美味しいものをよく一緒に食べにも行きました。僕も5年前に心臓の手術をして、今も治療中の身ですから、病気の怖さは痛いほどわかります。苦しかったろうな…。辛かったろうな…。この知らせを聞いて、うわの空で2時間授業をしました。「体を大切にしろ、病気になるな」ということだけは生徒たちに伝えました。みなさん、健康にはくれぐれも注意です。合掌…。

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク