ネコのシッポ

 子猫が自分のしっぽをつかまえようとしているのを見て、大きな猫がこう尋ねた。「どうして自分のしっぽをつかまえようとするの」子猫が答えた。「猫にとって一番大事なのは幸せで、その幸せは僕のしっぽだってことがわかったんだ。だからつかまえようとしているの。しっぽをつかまえたら、きっと幸せになれるんだ」するとその年取った猫が言った。「坊や、私もそういうことに関心を持ったときがあった。私も幸せは自分のしっぽにあると考えた。けれど、気がついたんだよ。しっぽは追いかけると決まって逃げていく。でも、自分の仕事に精を出していると、しっぽは私がどこへ行っても必ずついてくるみたいだよ」                                                                  (ウェイン・ダイアー

 この話はとても示唆的です。成績を上げたい、上げたいと思っているうちはなかなか上がらない。無心で頑張っていると、いつの間にかスーッと成績が上がっている。お金も同様。貯めよう、貯めようと欲を出しているうちはなかなか貯まらない。お金を欲しがらなくなった途端、必要を満たすだけのお金が入ってくるようになる。何も期待しないで人にあげればあげるほど、思わぬ形で自分に返ってくる。そんな体験を山ほどしてきました。生徒たちには、「一度こだわりを捨ててみては」とアドバイスすることにしています。このネコの話はウェイン・ダイアー『自分のための人生』(三笠書房)に出ています。訳者は、学生時代から尊敬する渡部昇一先生です。松江にお越しになった時に、知人を介して、初めてお会いすることができ、その後、『ライトハウス英和辞典』の推薦文まで書いていただき感激でした。無心で頑張っていると、思わぬ人がこういうチャンスを与えてくださるんです。毎週金曜日に届く、「昇一塾」のニュースレターを楽しみにしている八幡です。最新作は『松下幸之助成功の秘伝75』(致知出版)、またワック出版より「渡部昇一ベストセレクション」全50冊の刊行も始まりました(2冊既刊)。

▲松江に講演に来られた時の渡部昇一先生

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