渡部昇一先生新著

 7月31日付けのこのブログで、渡部昇一(上智大学名誉教授)先生の書斎を取り上げた所、すごい数のアクセスをいただきました。ため息が出るようなすごい稀覯本に囲まれておられます。→コチラ

 毎月中旬に今井書店から『英語教育』(大修館)が届くと、真っ先に開くページがあるんです。もう何十年もそうです。渡部昇一先生の「アングロサクソン文明落穂集」という連載です。今月号(9月号)で476回目の寄稿で、先生が40歳の時から、もう40数年も続いている渾身の読書エッセイです。このたび広瀬書院から「渡部昇一ブックス」の一冊として『アングロサクソン文明落穂集①』として、時系列に(これがありがたいですね)収録されて出版されました。10冊ほど続いて刊行される予定です。その巻末に、刊行の意義を見事にまとめた文があるのでご紹介しておきます。

 言論活動が多方面に渡るため渡部昇一先生のことを歴史家、文明評論家、あるいは政治評論家などと思っている人もいるようだ。事実、先生はこれらの分野で第一級の仕事をしておられる。しかし御専門は、と言えば「英語学」である。

 この御専門分野における業績は世界的なものであり、既に若くして偉業を成し遂げられ、80代の今も絶えることなく研鑽を積んで居られる。これあればこそ、即ち、御専門の研究の徹底的遂行、能力および深い知識が、他の分野の活動においても自ずと深慮、卓見が湧出し、事を成し遂げていかれるのだと思う。

 渡部先生は山本夏彦著『変痴気論』(中公文庫・昭和五十四年)の巻末解説において「山本の読者が増えてくることは、それだけ日本の良識の根が太くなることである」と述べて居られる。この言葉はまた、そのまま渡部先生に当てはまると言えよう。わが大阪の友、大橋陽一郎氏は「渡部先生のような方が、よう、この世の中に、日本に生まれて来てくれはったものや」と言った。同感である。

 有力な出版社から立派な作品が数多く発刊されているが、さらに多くの人々に渡部昇一先生のことを知っていただき、その著作に接していただくことを願う次第である。 〈広瀬書院 岩崎幹雄〉

表紙の題字も先生の手になるものです。先生は書道を習っておられるんです。最近読んだ3冊を挙げておきます。今日も私のブログをのぞいていただきありがとうございます。お近くの先生方に、このURLをPRしていただくと嬉しく思います。

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