戦略と戦術

 『音読英単語』(Z会)に出てきた、英語のstrategytacticsの違いを生徒に教室で説明させました。

戦略(strategy)・・・戦争に勝つための総合的・長期的な計略

戦術(tactics)・・・戦いに勝つための個々の具体的な方法

 要は、戦略大局的なものの見方戦術局地的なものの見方です。戦術の積み重なったものが戦略ということもできますね。戦争を登山に例えてこう言っているそうです。分かりやすいたとえです。

「登るべき山をさだめるのが政治だ。どのようなルートを使って登るかをさだめ、準備をするのが戦略だ。そして、与えられたルートを効率よく登るのが戦術の仕事だ。」

 センター試験の第4問題Aの図表・グラフの問題が苦手なので、これを克服したい(戦略)という質問を最近よく受けます。そのためには(1)グラフ問題特有の語彙に親しむこと、(2)設問を先読みして「探し物」を明確にし、正解情報を「つまみ食い」する。(3)あくまでも「原文典拠の法則」にのっとって「思考の痕跡」を残しながら英文を読む、が戦術と言えるでしょうね。第6問題であれば、段落ごとに問題が出題されるので、「読みながら、解きながら」戦術です。『2013進研センター試験対策英語 重要問題演習英語(筆記)』(ラーンズ)のナビゲーター冊子や、『蛍雪時代』(旺文社)に連載されている水野 卓先生のセンター講座も参考にしてください。

 さらにもう一つ、センター試験では難問はできていいのです。2012年の本試験では、全国の受験生の6割が正解する問題を取りこぼさずに得点したら、140点ありました。5割の生徒ができる問題を完答したら176点でした。ほぼ例年同様の事が観察されます。受験生がとまどうような難問(正答率50%以下の問題が今年は8問)ができなくても、十分高得点を取ることは可能なんです。「難問は捨てよ!」と私が言うのはこういう理由によるんです。これも戦術ですね。

 私の勤める松江北高に6月進研M7月駿台M8月全統Mと3回連続で筆記200点満点リスニング50点満点を取った生徒がいます。今日は彼に授業の中で、どうやったら満点が取れるのか、という話をしてもらいました。「分からない単語が出てきたらどうするんですか?」というクラスメートの質問に彼は、(1)英文全体の流れ、(2)前後関係、(3)単語のパーツ、を利用して切り抜けると言っていました。映画なども観ていると表現の知識が蓄積されるとのこと。迷った時は最初に選んだ選択肢に返るとも。リスニングが苦手な生徒が多いんですが、彼は設問を先に読み、余白にチョット要点をメモしておいてから聞くといい、と言っていました。確かにこれは有効な方法です。参考にしてください。

 今日も私のブログをのぞいていただきありがとうございました。夏休みだからでしょうか。アクセスの数が半端でなく増えています。みなさんのお役に立つ情報を発信していきたいと考えています。周りの先生方にも、このブログのURLをPRしていただくと嬉しいです。よろしくお願いします。

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