地に足つけて

 大好きなジャイアンツが3年ぶりに優勝を飾りました。開幕ダッシュに失敗こそしましたが、見事に建て直してぶっちぎりの優勝だったと思います。それにしても原 辰徳監督の優勝インタビューはお見事でした。今シーズンを非常に的確に総括し、内容のある一言一言だったように感じました。4月に二度の5連敗。借金は7。スキャンダル報道が追い打ちをかけます。そんな時に、彼は一冊の本に出会います。五日市剛『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』(とやの健康ヴィレッジ)を読んで、「ありがとう」「感謝します」という言葉の本当に意味を知った、といいます。

 自分のために何かしてくれて、それに対して感謝するから、ありがとう。これは違う。ありがとうって、漢字で書くと「有り難う」―難が有る、と書く。難があっても今、こうしていられる。小難で済んだことに対してありがとう、なんだ。5連敗を2度した時も、誰もけがなく、今年戦うメンバーが元気にグラウンドに立っていた。それこそ小難で済んでいた。まさに「有り難う」だよ。(中略)[自らのスキャンダル報道に関して]あれも試練。いろいろな人に迷惑をかけたし、助けてくださったけど、僕の気持ちも少し整理できたのもあったし、あの報道でもっと大きな難を免れたかもしれない。ありがとう、だね。

 その原辰徳監督が、一番嫌いなことをご存じですか?それは「背伸び」をすることだといいます。「かかとを上げてその場で立つと、1分と続けられない。たかだか10センチ程度しか高くならないのにね。人生においても、絶対背伸びするようなことはしたくないんだ」 彼は選手にも常々「地に足をつけて戦おう!」と言っています。背伸びをして大切なことを見逃したり、誤った道を歩き出すわけにはいかない、という指揮官の信念です。

 教室で聞かれて分からないことがいっぱいあります。そのときは次の時間までに調べてくると言って、保留します。決して分かったフリはしません。そして一生懸命調べて自分なりの解答を発表します。これの繰り返しでずいぶん勉強になります。そうやって力をつけてきたように思います。

 今日も私のブログをのぞいていただきありがとうございます。学校の健康診断で受けた心電図検査、心筋梗塞の手術を受けてからこの6年間ずっとABNORMALと表示されていたのが、今年は何とWITHIN LIMITSと出て喜んでいたところ、血糖値検査でこれまでで最悪の結果!お医者さんから自重するように言われました。嗚呼…。

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