もうはまだなり

   もうはまだなり  まだはもうなり

 私は株はやったことがないのですが(銀行とのお付き合いで投資信託を少しだけ…)、相場の世界では上のような言葉がよく言われます。「株価がもう天井だろう」と多くの人が思うときはそうではなく、「まだいけるだろう」と思うときにはもう限界に来ている、という意味だそうです。

 センター試験を直前に控え、受験生にも当てはまる言葉だと思います。「もう努力の限界だ。これ以上は無理」と思っているときは、実はまだまだ余力を残した状態であること、「まだまだ大丈夫、もっと伸びるはずだ」と思っているときは、実はもう限界に来ている、ということです。安易に結論に飛びつくのではなく、最後の最後まで努力を続けて下さい。これが大切なポイントです。

 あの天才音楽家ベートーベンは聴力を失ってしまい、音楽仲間からもバカにされ不遇の時代を過ごします。自殺を考え、二人の弟に遺書も残しています。しかし彼はそこから這い上がり、代表作を次々と発表し、「傑作の森」と呼ばれる時期に入るのです。ベートーベンの代表作のほとんどは耳が聞こえなくなってからの作品なのです。 もうダメだ、これ以上ムリだ、そう思ってからが本当の勝負なのですね。

 下の略年表をご覧ください。これはアメリカ大統領の中でもずば抜けて人気の高い、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンのものです。大きな座挫の連続ですね。でも彼はあきらめずに、51歳の時に大統領になるのです。

 0歳…粗末な丸太小屋で生まれる     9歳…母を亡くす
22歳…事業に失敗し無職に       23歳…州議会議員選挙落選
25歳…再び事業に失敗         26歳…恋人を亡くす
27歳…神経衰弱になる         28歳…州議会議長選挙落選
31歳…大統領選挙落選         34歳…下院議員選挙落選
39歳…下院議員再選挙落選       40歳…国有地管理局長選挙落選
46歳…上院議員選挙落選        47歳…副大統領を目指すが失敗
49歳…上院議員選挙落選 

 「これが最悪」などと言える間は、まだ実際のどん底なのではない。
                     ―シェークスピア『リア王』

  今日も私のブログをのぞいていただき、ありがとうございます。風邪の流行る季節です。かくいう私も、先週の3連休は風邪でずっと寝込んでいました。溜まった仕事が大幅遅れでピンチです。みなさんも気を付けてくださいね。昨日ご紹介した、『センター試験 英語 過去問題集 文法・語法 頻出17項目の演習 TREND 17』(ピアソン桐原)の紹介記事が、編著者の土屋知洋先生のブログに載っていました。併せてご覧ください。土屋先生は、接続詞thatの実証的研究の第一人者です。またこのブログでもご紹介したいと思っています。  ⇒土屋先生のブログはコチラへ

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