究極の「オイル&ウォーター」

 以前、アメリカのElmwood Magicから“Sorted Afffair”(ソーテッド・アフェアー)という作品が出ていましてね、私も直接購入してとっても気に入っていたんです。カードマジックの世界には「オイル&ウォーター」(水と油)というジャンルがあります。赤いカードと黒いカードをいくら混ぜても、いつの間にか分かれて、また集まってきてしまう、というもので、山のような作品・書籍が出ており、私もたくさん持っています。上記の作品は、その完成度からも究極の作品だと思っていました。このたび、ポール・リチャ-ズ(Paul Richards)がDVD解説をつけて、装いも新たに再発売したんです(2013年) 。性懲りもなく、また買ってしまいました。映像で見ていただくとスゴさが分かると思います。1か所を除いてノーテクニック(セルフワーキング)でこれができちゃうんです。♠♣♥♦

 デックを取り出し、裏と表を改め、赤と黒のカードが良~く混ざっていることを確認します。初めに、赤いカード3枚と黒いカード3枚を抜き出します。この6枚のカードを裏向きで、赤・黒・赤・黒・・・と、1枚ずつ交互に重ねていきます。ところが、交互に重ねたはずの6枚のカードを手にして、軽く振ってから表に向けて広げてみると、きれいに赤いカード3枚と黒いカード3枚は分離しています(ちょうど水と油が分離したようですね)。もう一度挑戦しIMG_1522てみます。今度は1枚1枚カードの表をはっきり観客に見せながら、赤いカード、黒いカードと交互に重ねていきます。重ねるたびに、カードの表を見せていきますので、間違いなく交互に重なっているはずです。6枚のカードを手にして、軽く振ってから表に向けて広げてみると、再びきれいに赤いカード3枚と黒いカード3枚に分離しています。今度はもっと難しくフェアにしましょうと言って、赤いカード3枚を観客に渡し、観客と演者で交互に重ねていきます。観客→演者→観客→演者→観客→演者と1枚ずつ重ねていくのです。これは間違いなく、赤いカード(観客が配る)、黒いカード(演者が配る)とは交互に重なっているはずです。観客も疑いようがありません。それでも6枚のカードを広げて見ると・・・・、またもや今度も完璧にきれいに赤と黒のカードは分離しています。ありえないほど完璧です!でもこれで終わりではないのです。先ほど完全に混ざっているのを確認したはずの1組のデックをテーブルに広げて見ると、何とこちらも全て赤いカード、黒いカードと半分半分に、いつのまにか分かれてしまっています。観客はこのクライマックスに、ただ驚くしかありません!

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