３月１６日（土）のＴＶ番組「東野・有吉のどん底　あんな生活もうイヤだ　有名人不幸すぎる人生」はご覧になりましたか？たくさんの芸能人が、自分のどん底生活を赤裸々に告白していましたね。中でも、Mr.マリックさんが、ストレスによる顔面麻痺（顔の右半分と左半分がずれる）のためにステージ上で「ハンドパワーです」と言えなくなってしまい（パピプペポが言えない）入院生活を一年も余儀なくされたこと（当時のマリックさんに対するバシングは半端でなかった）、娘のLUNAさん（ラップ歌手）が、父親が有名人のために小学校でいじめられ（「スプーンを親父に曲げてもらってこい！」）、中学校でぐれて退学になったことを親子二人で懐かしく回想しておられました。娘からの歌のメッセージに、目頭を熱くしておられるマリックさんの姿が印象的でした。あの華やかな超魔術のマリックさんにもこんな辛い時期があったんですね。

　有名になる以前のマリックさんの苦労話（番組内でもホームレス生活に言及しておられましたね）については、異色マジシャンカズ・カタヤマ（現在ＢＳ１１チャンネルで毎週日曜日午後５時半から「マジックチャンネル」という番組が好評）さんの著書『図解マジックパーフォ－マンス入門』（東京堂、２００６年）の巻末に(p.225-259)収録された、マリックさんへの詳細なインタビューに載っています。また、アメリカのマジック専門誌MAGIC の２０１０年１１月号には、マリックさんの特集記事が組まれていて（pp.44-51）詳しく出ています。ＡＫＢもデビュー時は大変苦労したことは有名ですが、みんな最初は苦労しているんですね。No rain, no rainbow!