森村市左衛門

  森村市左衛門という人をご存知ですか。トイレのTOTO日本ガイシ、陶器のノリタケなどの母体となった森村グループを創業した方です。この人の言葉が月刊『致知』(致知出版)の4月号に取り上げられていました(この雑誌も生き方を勉強するのにいい本です。いつぞや熊本の夜に、熊本東稜高校の鬼塚 利博先生とこの本の素晴らしさを語り明かしました)。明治40年、森村さん68歳の時の言葉です。かみしめたくなるいい言葉ですよ。

 人は正直に全心全力を尽くして、一生懸命に働いて、天に貸してさえおけば、天は正直で決して勘定違いはありません。人ばかりを当てにして、人から礼を言われようとか、褒められようとか、そんなケチな考えで仕事をしているようでは、決して大きなものにはなりません。

 労働は神聖なもので、決して無駄になったり骨折り損になどならない。正直な労働は枯れもせず、腐りもせず、ちゃんと天が預かってくれる。どしどし働いて、できるだけ多く天に預けておく者ほど大きな収穫が得られる。私は初めからこういう考えで、ただ何がなしに天に貸すのだ、天に預けるのだと思い、今日まで働いてきたが、天はいかにも正直。三十年貸し続けたのが、今日現にどんどんかえってくるようになりました。

 「損得」ではなく、尊徳」に生きる、ということですね。先日このブログに書いて、反響の大きかった稲盛和夫さんの考え方・生き方もこれです。JAL社長植木義晴さんのインタビュー記事もこの雑誌に掲載されており、稲盛さんの哲学同様のことを言っておられました。また、『週刊現代』3月16日号では「稲盛和夫という男をどう評価するのが正しいのか」という特集記事が出ており、面白く読みました。利他」の心、これがどうやら成功の秘訣のようですね。「動機善なりや、私心なかりしか」を問い続けたいものです。

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