コンピューター将棋

 コンピューターが、将棋で人間を負かしたという報道が駆け巡りました(開発者の一人はコンピュータの全勝か4勝1敗と予想)。第2回将棋電王戦」において、1勝3敗1持将棋でプロ棋士側が団体戦で敗北したのです。A級棋士まで、防戦一方で土をつけられました。第5局の「GPS将棋」は、東京大学の研究者が開発したソフトで、東大駒場キャンパス情報教育棟にある679台のコンピュータをつないで、1秒間に何と2億手!読めるようにしたそうです。さすがにこれでは人間が負けるわけです。「プロにとっては厳しい現実を突きつけられた」(谷川浩司将棋連盟会長)格好です。

      プロ棋士       将棋ソフト
第1局  阿部光瑠四段○     ×習甦宗祖
第2局  佐藤慎一四段×     ○ponanza
第3局  船江恒平五段×     ○ツツカナ
第4局  塚田泰明九段△    △Puella α
第5局  三浦弘行八段×     ○GPS将棋

 若い頃は将棋が大好きで、ちょうどコンピューター将棋のソフトが出始めたころでした。まだその頃はそれほど強くはなく、プロとの対局など夢のまた夢という感じでした。それでも、極」(きわめ)「東大将棋」といったソフトで練習していたもIMG_1942のです。結構強かったように記憶しています。それがこの10年間で急速に進化を遂げ、人間を打ち負かすまでになったのですから、技術の進歩は恐ろしいものです。2010年には清水市代さんが負け、12年には米長邦雄さんが将棋ソフトに負けています。しばらくコンピュータ将棋からは遠ざかっていましたが、先日家電量販店に行ったら、「A1将棋」というソフトが平積みされていたので、買って帰ってやってみました。これもかなり強いです。

 大崎善生さんが『週刊ポスト』4月26日号に、特別読物「「天才棋士、コンピュータに敗れる」の衝撃」という面白い記事を書いておられます。まるで小説のように読みました。この人の文章はいけます。

 将棋と言えば、私が大好きな棋士に加藤一二三(かとうひふみ)先生がいます。その加藤先生が、最近『羽生善治論―「天才」とは何か』(角川oneテーマ21)を出版されました。天才が天才を語る、と帯のキャッチコピーにあります。確かに羽生さんという天才を、「神武以来の天才」と言われた加藤先生が語るわけです。加藤先生はこの出版社から数冊の本を出しておられ私は全部読んでいますが、文章が冴えわたっています。羽生さんとの、とても面白いエピソード満載で飽きの来ない本でした。ご紹介しておきます。

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