village/town/city

 familycommitteeなどの集合名詞が、全体を表す時には単数扱い、1人1人を表す場合には複数扱いとなることは、高等学校の英文法でも周知の事実です。英和辞典でも「単数形でも時に複数扱い」という注記が入っています。しかし、ここで注意が必要なんです。すべての集合名詞がこのように単数・複数扱いになるとは限らないからです。機械的にルールを当てはめようとすると、現実の語法から遊離したものになりかねません。この点については、以前のLDOCEの扱いは問題があったと思われます。

 たとえば、townという単語を考えてみましょう。

The whole town knows about it. <米・英>
The whole town know about it. <英>

集合名詞がそこに住む人々一人ひとりを考えるときには複数形になることがあることは、<英>の特徴としてよく知られているところです。「単数形で複数扱いもある」(グランドセンチュリー)「団体とみるときは単数扱い、個々の人を意識すると複数扱い」(ジーニアス)「しばしば複数扱いになる」(Eゲート)などと学習辞典には注記が入っています。故ボリンジャー博士も、<英>ではその通りであろうと推測しておられたのですが、イルソン博士にお尋ねすると、興味深いお答えが返ってきました。

  No. In BrE plural agreement is common with nouns (jury, committee, family) which are primarily the names of groups of people. But with nouns (town, city, village, school, factory) that are primarily the names of places where people are, plural agreement is much less common and need not be encouraged actively. So drop the second example.  

もしそうであるのならば、機械的にひとまとめに扱うことがいかに危険かお分かりと思います。英語も一筋縄ではいきません。

 今日は兵庫県の予備校で教えておられる武内 裕樹先生から「スラッシュを引こう」という資料をお送りいただきました。入門期の生徒の指導にご活用ください。ダウンロードサイトに登録しておきます。武内先生有り難うございました。

  • 「スラッシュを引こう」 兵庫県 武内裕樹先生ご提供IMG_2173

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