「消えたタンカー」余話

 十津川警部第50作目の「消えたタンカー」見ました。原作とはずいぶん違っていましたネ。渡 哲也さんに合う役を探したが、どうしても見つからない。そこで西村京太郎先生に原作を変える許可を得て、オリジナルの役どころを作った、というのが実情のようです。昔、火曜サスペンス劇場でこの作品を取り上げたことがあり、日本映画専門チャンネルで今月何回か放映しています。

 22年間このシリーズ全作品のプロデューサーを務める森下和清さんは、「普段は仕切り屋で、スタッフにあれこれ指示を出す渡瀬さんが、渡さんが現場に来る時は急に“弟”になるんです。1時間前に来て渡さんを待っていたり、自分の出番のない時でも、渡さんの芝居を見ていたり。すごく兄弟愛を感じました。お兄さんを尊敬し、お兄さんが大好きなんだなぁって」と。この森下プロデューサーが『読売新聞』に撮影収録秘話を幾つか明かしています。⇒コチラ

 1つだけ紹介すると、シリーズ第1作は、駆け落ちした男女の周辺で次々に人が殺される「札幌駅殺人事件」。撮影交渉では、駅構内で事件が起きる設定に広報担当者が渋い顔。なかなか許可がおりなかった。何とか説得してロケに入ったある日、列車の中の殺人シーンで、飛び散ったじゅうたんの血のりをスタッフが見落とし、車両は操車場へ入ってしまう。何も知らない清掃係のおばちゃんが本物の血だと思って驚いて110番通報。パトカーや本物の警察官が駆けつける大騒ぎになった。撮影陣は一時「北海道出入り禁止」に。2作目は鹿児島が舞台の「西鹿児島駅殺人事件」でしたが、「もう北海道ではできないと思って、反対方向の九州に行った」というから面白いですね。

 IMG_2532『女性セブン』9月19日号「十津川警部 50回分の秘話公開します」という記事を載せていて、微笑ましく読みました。撮影の舞台裏がこれでもかというぐらい載っていて、ファンには堪らない企画でしたね。すでに第51作目の撮影も始まっているそうです。楽しみにしましょう。何せ原作は500冊以上あるのですから、ネタには不自由なし!

 この作品、兄弟対決が面白かったことは間違いないんですが、チョット強引な場面には面くらいました。爆発炎上したアラビアンナイト号の船員の何人かを下船させていたなら、そこからすぐ足がついて、狂言だったことがバレバレになるはずでは? スナイパーが逮捕される時叫んだ、生い立ちと日本人への憎悪はあまりにも唐突すぎる? 辞表を書いて政界の巨悪と戦ったと、サラリと触れるだけでエンディングに突入していくのはいかにも強引か??

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