祝!巨人優勝だ

 いやあ今年の巨人は強かった。9月22日に優勝を決めました。大の巨人ファンの私は、ホット一段落。優勝監督インタビューで「全員がチームの勝利のために、時に自己犠牲を持って、チームのためにしっかり戦ってくれた。見事な選手たちです」と原監督。6度目のリーグ優勝で、恩師長嶋監督を上回ったことに関しては、まったくもったいない話。自分ではよく分かりません、戦い終わって振り返り、自分の数字を褒めてあげられるのかな、と」 そして「まだ戦い半ばです」を三度も繰り返しました。「阪神が負けて優勝が決定した」と言うところを「阪神が優勝したというのは試合が始まってからすぐに分かっていたんですけれども…」アレレ、監督もさすがに興奮していたんですね(笑)。優勝までの軌跡のエピソードをいくつか。

 東京ドームの監督室。誰がいつでも入ってきてもいいように扉を数センチ空いた状態にしてあるといいます。昨年までは、気の抜けたプレーをした選手を呼び出して叱っていたといいますが、今年は誰も呼ぶことがなかったそうです。8月2日阪神戦の試合前、西村健太郎投手自ら、扉をドンドンとたたいてきたそうです。三連投中で出された休養指令に、西村は「今日も投げます」と直訴したそうです。その気迫に圧倒された原監督は、手応えを感じたと言います。

 村田修一選手が、オリックス戦で初回にエラーして、その裏に三球三振。1打席で交代を告げられ、家に帰るように命じられた事件がありましたね。厳しいな、と思いました。すぐに主将阿部慎之助が食事に誘って、焼き肉屋で「みんなも通ってきた道だから。監督もそういうことでチームを引き締めようともしているし。それは真摯に受け止めて、見返そうという気持ちは強く出さなくていい。いつも通り野球をやればいいから」と言ってくれ、ありがたかったといいます。

 練習に遅刻した中井選手を容赦なく2軍に降格させたこともありました。守備に難のある横浜ラミレス選手への打球は無条件に近い形で本塁に行く、という鉄の掟を破った主将阿部慎之助でも、容赦なく罰金を科したそうです。不調だった長野選手を発奮させるためにスタメン落ちを考えたことも(雨で中止で実現しなかったが)。長野を欠く布陣は、報道陣に公表されることなく、ファンの目に触れることはありませんでした。実は原監督は早くから天気情報を集め、「かなり高い確率で中止になると踏んでいた。長野にこのままじゃダメだと強い気持ちを抱かせる一つの機会だと思った」 この翌日からです。長野選手が打ち始めたのは。

 新人でも甥でも扱いは一緒です。菅野投手が甲子園で初登板したときです。6回二死一塁、カウント2ストライクから、阪神西岡選手に二盗を決められたところで、降板させました。「同じミスが続いた。四球、盗塁とね。仏の顔も三度まで。プロとしての厳しさよ。ふざけるな、と。例えばそのまま0点に抑えて逆転でもしたら、勘違いする。続投させる意味はないと判断した」

 長嶋茂雄終身名誉監督は、この原監督の手綱さばきを、「時代の先を行く野球観を完成させた、という印象。大胆さと緻密さを併せ持った采配はまさに円熟の境地」と評しました。まさに長嶋さんのおっしゃる通りです。私はセコムのホームページで展開している「月刊 長嶋茂雄」というエッセイ(現在第36回)の愛読者です。長嶋さんらしい味のある文章です。⇒コチラです

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中