難関大用長文問題集

 よく「難関大用の長文問題集は何がいいですか?」と相談を受けることがあります。そんなときに、私がいつもお薦めしているものが二つあります。

 一つは、入試長文読解シリーズ⑤Make Progress in English Reading』(数研出版)です。もともとは東大寺学園で作られていた問題集ですが、今は洛南高校に編集が移っているようですね。初版のときからの大ファンです。当時の松江南高校のDSCN2928難関大志望者たちは、この問題集でぎったぎった言わされた思い出があります。何よりも採られている英文の論旨が明快で質がいい。問題も相当歯ごたえのあるものばかりです。パラグラフの詳細を確認する精読問題と、全体の内容を確認する内容一致問題のバランスが非常によい。私自身も教師として若い頃、この問題集でずいぶん勉強させてもらいました。今の版は大意要約の練習に力を入れているのがとってもグーです。英文読解の最高レベルの問題が要約ですから。数研が出している精読問題集のシリーズの最上位に来るものです。

 もう一つは、Rading High-level』(ラーンズ)という、私も協力させていただいた進研学参の一冊です。これも章を追うごとに長文のレベルがあがっていき、相当歯ごたえのある問題集です。文法・語法・構文の理解を問う問題、内容理解を問う問題、語彙の再確認と総合的に力をつけるのにうってつけの問題集です。生徒がつまづきやすい個所は、全て解答・解説に詳しく出ていますから、先生方の勉強にもなるはずです。内容一致問題には、全て典拠部分が一目で分かるように工夫してありますから、授業で「原文典拠の法則」(内容一致問題の選択肢の正誤判断は必ず原文の該当箇所にあたり行う)を実践する際には、大いに重宝するでしょう。

 今年も、松江北高の浪人生(補習科)を、この二冊を使って指導してきました。今、後者の問題集の最後あたりをやっているんですが、生徒たちはヒーヒー言いながら読んでいます。単語を置き換えるだけでは何を言っているか分からない、まさに難関大ならではの長文で、やっていて楽しいこと楽しいこと!それは具体的に言うとどんなこと?」「この文の具体例を挙げてごらん?」を矢継ぎ早に連発しながら、力をつけていっています。何を言っているかよく分からない文章を放置せずに、とことん考え抜く習慣を、この二冊で培ってきました。終了後は、付属の音声CDを使って、ディクテーション練習を通じて、リスニングの力を最終点検していきます。みなさんにお薦めの二冊でした。

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