「ひとりもいない」~西本 聖投手

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 私は小さい頃からプロ野球巨人軍の大ファンですが、昔大好きなピッチャーに西本 聖(にしもとたかし)投手がいました(現オリックスコーチ)。キレのいいえぐいシュートを武器に、打者をボテボテに詰まらせる気迫の投球を見せるエースピッチャーでしたね。鳴り物入りで入団した江川 卓(えがわすぐる)投手とは違い、テスト生からの叩き上げで、エースの座にまでのぼりつめた大投手です。彼は、怖いバッターは誰ですか?」と聞かれると、彼は必ず「ひとりもいない」と答えていました。こう聞くとよほど自信過剰か強気の性格かと思いきや、実際にはそうではありませんでした。

 私は子供の頃から人一倍小心者で、根性なしなんです。現役時代も、本心では打者との対戦が怖くてしかたがなかった。しかし、一度相手を”怖い”と思ってしまうと、自分は投げられなくなるということがよく分かっていたんです。だから自己暗示のために”怖いバッターはひとりもいない”と。インタビューされて、そんな生意気なことを言うのは不遜だと思っていましたが、私の強気な発言は、すべて自分自身に対して言い聞かせていたことでもあったんです。(西本投手談)

 西本投手に強気のピッチングの大切さを叩き込んだのは、あの長嶋茂雄監督です。1980年、対広島カープ戦で登板したときのことです。一軍入りしたばかりの彼は「打たれまい、負けまい」という気持ちでいっぱいで、負けて二軍に落とされることを恐れるあまり、慎重になりすぎ、大事なところでフォアボールを連発し、ピンチを招き傷口を広げていきます。打たれるのが怖くていつの間にか安全な球ばかり投げていたんですね。試合後、監督室に呼ばれた西本投手は、床に正座をさせられます。なぜ逃げるんだ?逃げてはいけない!打たれたって命までとられるわけじゃないんだぞ!向かっていけ!」と叱られ、20回も殴られます。高校時代の部活で殴られるのには慣れていた彼も、長嶋監督のパンチはホントに痛かったそうです。「こんな投球をしたらお前は大きくならない」という監督の愛のムチだったんでしょうね。監督に本気で殴られたおかげで、目が覚めたと言います。常に攻めの気持ちで、攻撃的なピッチングをすることが自分の成長にもつながり、チームに貢献することにもなるんだと。翌年の1981年、彼は見事沢村賞日本シリーズMVPを獲得します。いい話でしょ?

 ゲームで弱気になってしまうと、ピッチングが”逃げ”につながるんです。バッターを怖いと感じていたら、勝負には絶対に勝てないんですよ。(西本談)

 新年明けましておめでとうございます。今年も「チーム八ちゃん」をよろしくお願いします。さて若い頃“A Haapy New Year”という英語の挨拶は、いつからいつぐらいまで使うことができるんだろう?と疑問に思ったことがありました。クリスマスぐらいから?年末年始に限られる?1月上旬のみ?もっとゆるく1月いっぱい?いろいろと調査したのですが、その結果はまた後日ということで。みなさん考えてみてください。こういう「素朴な疑問を大切にする」ということを、ずっと生徒達には語っているんです。

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