ミラクル・ナンバー

ミラクルナンバー かつてFISMオランダ大会(1988年)で話題騒然となり、一世を風靡した名作が、マジックランド社より、リメイク版として帰ってきました。サロンマジックやクロースアップショーに適したユニークなカード当て、斉川豊久氏の「ミラクル・ナンバー」です。世界が認めた最高傑作。これは本当に凄いですよ!

 マジシャンは観客に、デックから1枚のカードを選んでもらいます。マジシャンは白い平板状の箱を開けて、中から、1-9までの数字が書かれた透明板プレートを取り出します。これからこれを使って、観客の選んだカードを当てると宣言します。マジシャンは1枚ずつプレートを確認しながら「うーん、これは違うな… …」などと、箱の中にプレートを1枚ずつ捨てていきます。最終的には、数字の3・4・5の3枚のプレートが手元に残りました。この中に、選ばれたカードの数字がありますよね??」と尋ねますが、観客は首を振って「ない!」と否定します。それもそのはず、なぜなら観客が選んだカードは「クラブのクイーン」で、最初から1~9の数字のカードではないからです。あれー、ありませんか?数字は何でしたか?教えてください」「クイーンです」「え! なるほど、それではこの3枚を足して合わせると…? 3+4+5で12、つまりQですね!!」「……確かに…」 観客はイマイチ納得できないと、不服顔です。「わかりました。なら、この3枚を合わせると…」 マジシャンはそう言って、その3枚の透明板を箱のフタの内側に置いて、左右にカシャカシャ振ります。すると、な、なんと…3・4・5の透明板が1つに重なり合って、見事にアルファベットのQが形作られるのです!「さて、これで数字は当たりましたね。今度はマークを当ててみましょうね」と言って、今度は先ほど捨てた残りの6枚のプレートを、箱の中で左右にカシャカシャ振ると、どうでしょう?驚くべきことに!透明板が重なり合って、今度はクラブのマークの形が浮かび上がるではありませんか!お見事「クラブのQ」が当たりました。

 考案者の斉川豊久氏は、3年に1回のマジックの世界祭典FISMのオランダ・ハーグ大会(1988年)で、ミクロマジック部門で3位に入賞されています。これは、クロースアップ系のジャンルでは日本人として初の入賞となる快挙でした。FISM日本人チャレンジャーの草分けと言える人物です。厚川昌男賞の前身となる「日本クロースアップ・マジック大賞」では第3回大賞を受賞。若き頃はあの「アフェクションズ」の荒井晋一氏とのコンビで、イベントや合同作品集刊行などの活動も精力的に行っておられます。ステージではタンバリンを使ったアクトで一世を風靡、その後、プロとなり、豪華客船「飛鳥」専属マジシャンとして長年活躍されてきました。「船上の魔術師」なる異名を取り、同名の著書を出版されたこともあります。オシャレな演技で観客を魅了するパフォーマーであり、独創的な作品を創作されたクリエーターでもあります。あのマジックランドから出ている傑作「サイズサプライズ」の考案者でもあるのです。その氏のクリエーターとしての天才的側面が発揮された傑作が、この「ミラクル・ナンバー」です。FISMでも演じた作品で、会場に「ワンダフル!」の渦を作り出したこともうなずけますね。まさに意外、まさに奇抜。「よくぞ、まあこんなことを考え付いたもんだ!」という「奇想天外」の極上トリックです。話の「もっていきかた」にもストーリー性があり、考え抜かれたもの。そして、数字のみならずマークも、という「かぶせ」のクライマックスが効いています。数字板のサイズは11.7cm×10.4cmと観客にもはっきり見える大きさで、演技に使用する紙箱に入れて持ち歩けます。さほどかさばらず、比較的大人数でも見せられ、クロースアップショーには最適です。奇想天外、独創的な作品に脱帽です!!今度「サイズサプライズ」も紹介しますね。♠♣♥♦

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