◎週末はグルメ情報です！！ 　

　「梅蘭」（ばいらん）というお店の名前は、社長の父親が付けたもので、花がとても好きだったのですが、その中でも特に梅と蘭の花が好きでした。それでお店をオープンするとき、その父親が好きだった花の名前から「梅蘭」と名付けたそうです。

　オープン当初から、「梅蘭といえばこれ！」という看板メニューを作りたい！と試行錯誤。新しい食感や楽しい驚きのある料理を作れないだろうか？と今までにない自由な発想でアイディアを出していったところ、あんかけ焼きそばのあんを麺で包んでみたらどうだろうか？とひらめき、試作を重ねた結果誕生したのが、この「梅蘭焼きそば」です。まさに発想の転換から生まれた逸品なんですね。見た目にも非常にインパクトがあって、ユニークな料理です。麺にも工夫がつまっており、アンがこぼれ出さない様に工夫がなされています。繊細な作業ではありますが、このひと手間で、モチモチとカリカリの二つの食感が楽しめる麺ができあがるんです。数年前にある雑誌でこの焼きそばが取り上げられたのをきっかけに、様々な雑誌やテレビでも紹介されるようになり、一気に人気に火がつきました。その後は、来店するお客さんみんなが「梅蘭焼きそば」を注文するようになりました。社長はじめスタッフが願っていた本当の意味の看板メニューができたのです。ゆっくり丁寧に、そしてすばやく料理する必要があるので、最初は１日数食限定だったのですが、看板料理をもっと多くの人に食べていただきたいと料理人たちが腕をみがき、今では「梅蘭」で働くすべての料理人が「梅蘭焼きそば」を作れるようにしました。ロングセラーの秘密は、お店と料理人の方々の努力にあったんですね。

 　さあ、早速いただいてみましょう。ん～、外の皮のパリパリ感がたまりません！外側だけ食べてもおいしい。中のあんはすっごくトロトロで、わりとあっさりしているんですね。お醤油をベースに塩と調味料で梅蘭秘伝の味付けがなされています。ボリューム感満点で味も濃い目なのかな？と思ったのですが、とても上品な味付けでした。でもしっかりコクがあって、

▲エビチリも美味しい！

素材ひとつひとつの味が生きています。麺とのバランスも絶妙です！パリパリの皮、もちもちの麺、あんの歯ごたえが混ざり合って、いろいろな食感を楽しむことができます。これなら、女性でも１人で１皿軽くペロリと食べられちゃいますね。 焼きそばという名前がついていますが、新しいジャンルの発明品と言ってもいい位です。