先日の補習科の授業で、Make Progress in English Reading(数研出版)の2課を片付けてから(これは洛南高校で使われている日本で一番難しい長文問題集でめっちゃ力がつきます。八幡のオススメ教材の一つです)、センター試験の発音・アクセント問題に出た「過去の出題単語」を一覧で押さえました。残り時間が少なかったので、今までに複数回出題されているものだけを全員で音読して、残りの単語は、休み時間に自分で声に出して読めるかどうか確認しておくように指示しました。大きな声に出して覚えることが重要です。またこれは、リスニング対策にもなっています。「読めないものは聞こえない」というのが私の持論ですから。放課後に「第1回ベネッセ・駿台マーク模試」が予定されているので、「第1問は必ずこの中から出題されるので、要注意だよ!」という話をしました。
放課後実施された問題にあたってみると、次のようにセンター試験に過去に出題された語から取り上げられていました。やっぱりネ!!複数回出題されている単語をよく観察すると、なぜこの単語が繰り返し出題されたかが一目瞭然ですね。
A 発音問題に出た単語 cough 1992本 2009追 2011本 doubt 1993本 2009本 2013追 pound 2008追<カタカナ語> receipt 2010追<カタカナ語> seize 1994追 weight 1997追<カタカナ語> leisure 2010本<カタカナ語> measure 2010本 vision 1994追 2010本<カタカナ語> B アクセント問題に出た単語 balance 1991本 2010追<カタカナ語> pursue 2011追 volume 1993本 2012追<カタカナ語> calendar 2009本<カタカナ語> interpret 1993本 2013追 efficient 2007本 instrument 2007本 practical 1999追 experience 1998本 2007追 significant 2011本
模擬試験だけでなく本番でもこのような現象が見られます。私は「お色直し」と呼んで、生徒に注意喚起をはかっています。⇒詳しくはコチラをご覧ください つまり「狙われる単語は決まっている!」ということです。ならば事前にそのような頻出語を、徹底的に音読練習しておけばいいのです。ただ、残念ながらそこまで準備している生徒は全国的にもあまりいないので、成績上位者でも結構落としているのが、この「第1問」発音・アクセント問題の実態なんです。私は若い頃からそのことに着目して、センター試験直前の授業では、その「頻出語リスト」をクラス全員で大きな声で読み合わせて、生徒を送り出していました。今はこのリストを自費でCD化して(「チェルシー先生、お願いします!」(2枚組))、生徒はこれをスマホやiPodに入れて、繰り返し音読をしています。たったこれだけのことで、昨年の3年生たちの「第1問」の平均点は、全国の浪人生を上回る高得点を記録しました。今回の「ベネッセ・駿台マーク」において、私の対策本「頻出語リスト」の的中率は、A 発音問題で92%、B アクセント問題で81%という高さでした。これで「第1問の勉強の仕方」が分かったでしょ?「過去問をやる必要なし!」などと平気で言う予備校講師の気が知れません。
ということで、最近もセンター対策に使いたいからと、私の『2017年英語センター対策本』(自費出版、800円)を、クラス単位でご希望になる先生方が多く、発送に追われております。問い合わせも多いのですが、増刷してまだまだ在庫は持っておりますので、生徒のセンター対策に行き詰まっておられる先生方は、ぜひ使ってみてください。自学用に、補習に、授業で、効率的なセンターの勉強ができる教材となっています。先日の博多の研究会でも、たくさんの先生方にご購入いただきました。全学年で使っていただいている学校から、こんなお知らせをいただいております。ありがとうございます。ご注文は右欄の「メール」よりお願いします。
夏期講習よりセンター試験対策を始めたところで、非常に役立っております。頻出アクセントリストは全て確認及び発声が終わり、アクセント問題での正答率が上がりました。また、生徒たちは自学自習をする際に、参考書代わりに対策本を開いている姿をよく目にします。大問ごとに重要表現や解き方が丁寧かつ分かりやすくまとまっているので、こちら側も指導がしやすく、大変助かっております。
◎「2017年英語センター対策本」追加申し込み受付中!!