英作文のコツ

 私が担当する松江北高3年生の「英語E」は、システム英作文』(桐原書店)<Basic>, <Standard>が一通り終わり、今日から<Advanced>に入りました。この本は使いやすさで21年間のロングセラーとなっている入試英作文問題集で、取り組みやすい文法項目配列となっており、各課Basic → Standard → Advanced の3ステップで、段階的に書く力を養成できるようになっています。北高では長く使っている私のお気に入りの問題集です。さあ、いよいよ二次試験の英作文の演習です。これから始まる演習のために、英作文の「基本的な心構え」について今日は話しました。留意してもらいたいことが5つあります。

①KISSの法則(Keep It Short & Simple短い文簡単に書くというのが英作文の原則です。⇒詳細はコチラ  京都大学の作文入試問題のように日本語が数行に渡るような長い日本語でも、適宜区切って2つあるいは3つの文章で書いて構いません。1行で書こうとして空中分解した答案をたくさん見てきました。それよりも下手くそでもいいから、短い(short)文章でつないでいきましょう。そして簡単に(simple)書くことです。これが「力」です。

②「和文和訳」…与えられた日本文をそのまま英語に直すのではなく、自分に書きやすいようにもう一度日本語に訳すとよい。求められているのは正確な翻訳ではありません。意味がだいたい伝わっていれば良いのです。赤本」等に載っている見事な訳例を見て衝撃を受け、「自分にはこんな英語は書けません」といってやって来る生徒がいますが、あれは英語の達人が時間をかけて精魂込めて書いた物を、ネイティブの先生が添削した完成答案ですから、気にすることはありません。今の自分でできることをやればいいのです。

③難しい表現は簡単な単語を使って…かつて松江北高から東大の理Ⅲに合格した生徒が、中学校レベルの英語を使って東大の問題を毎日解いてきていました。それが感心するぐらい上手いんです。これが本当に力を持った生徒のやっていることです。間違っても、使い方を知らないうろ覚えの単語を並べて、空中分解してはなりません。自分がよく知っている単語を使って、難しい表現をなんとか置き換えられないかと考えるのです。(例)「近道」をa shortcutと書けなくても、a shorter[quicker] way 問題集に挙がっている(注)を鵜呑みにして、そのまま書くことは力につながりません。

④人を主語にして書く…問題の日本語が無生物主語の場合がよく見られます(特に難関大)。そういう場合でも、「人」を主語にして書くと楽に書けますよ。無生物で書こうとすると、使う動詞が難しくなるのです。「人」を主語にすると簡単な動詞を使うことができます。「物」を主語にせずに「人」を主語にする、これ英作文の鉄則です。

⑤「検算」を忘れない…書き終えた作文をもう一度点検することです。三単現の-s、冠詞忘れ、複数形、綴りミス、訳し忘れ等々1カ所でも間違いを見つけることができれば大きいですよ。1点で勝負がつくのですから。いつも言っている「やりっ放し」にしないということですね。見直しを忘れないことです。授業でも、自分の書いた作文と、先生が示すものを読み比べて、気がついたことを書き入れておくとよいでしょう。

 こんなことに注意しながら、これから英作文の練習をしましょう、と話しました「語彙力を磨く」のは読解同様前提です。

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