basically

  副詞basicallyが、「基本的に」という意味であることは高校生でも知っています。でもその「基本的に」の中身について理解しているかというと、必ずしもそうではありません。実は、この副詞は100%ではないけれどもだいたいそうというニュアンスの単語です。そこら辺は、Collins Advanced American English Dictionary (2016)の “You use basically to show that you are describing a situation in a simple, general way, and that you are not concerened with less important details“という定義が明らかにしています。以下の用例をご覧ください(全てデビッド・セインより)

I basically had a good day. 「基本的にはいい日だったよ。」→ちょっと問題はあったけれど、全体的にはいい日だった。最高と言えるほどではないけどね。

Am I right?―Basically yes. 「これで合ってる?―だいたいその通り。」→ちょっと違っている部分もあるけどね。

I basically like my wife.  「基本的に私の妻は好きだ。」→ちょっと問題はあるけれど、おおむね奥さんのことは好きだ。

Basically, boys like a pretty and glamorous girl.  「要するに、男の子ってかわいくてグラマーな女の子が好きよね。」→ちょっと違う男の子もいるかもしれないけれど、たいていはそう。

 尊敬するデビッド・セイン(David Thayne)先生の最新刊『100語で簡単!ネイティブに伝わる英会話』(成美堂出版、2017年12月)によれば、この副詞の使用上のポイントは次の通りです。

① basicallyは「基本的に」という意味の副詞。
② 「100%ではないけれどだいたいそう」というニュアンスが伝わる。
③ basicallyを使えば、問題点をわざわざ言わないスマートな表現が可能。

 意味論的にはが、語用論的にはが重要と思われます。fundamentallyも「基本的に」同じ用法です(LDOCE)。学習辞典では、そこまで踏み込んで解説したものはないようです。わずかに『オーレックス英和辞典』(旺文社)だけが、「「完全には認めていない」あるいは「判断がつかない」というニュアンスを持つ」としているぐらいでしょうか。 ❤❤❤

 

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