「Songs」にさだまさし

 11月30日(木)夜にオンエアされたNHK総合テレビ「SONGS」で、大好きなシンガーソングライターのさだまさしさんが特集されました。さださんは10月にデビュー45周年を迎えました。これまでに発表した楽曲はなんと567曲。コンサートは4260回以上(神出鬼没のものも含めるとさらに増える)。名実ともに日本を代表する歌い手です。そんな記念すべき45周年を振り返るスペシャル企画番組でした。テーマは「ああ、いわれなき炎上の45年~」なんか笑えるタイトルですね。でもまあ確かに、精霊流し」で「暗い」「ネクラ」、無縁坂」で「マザコン」、雨やどり」で「軟弱」、関白宣言」で「女性蔑視」、防人の詩」で「戦争賛美」「好戦的」「右翼」、しあわせについて」で「左翼」と真反対の批判を受けたこともあります。歌を最後までよ~く聴けば、全く根拠のない言われ様なのですが、なにせさださんの歌は長いもので、歌の一部分だけを切り取って批判されたわけです。その他にも、「いい子ぶっている」とか、平和を祈るコンサート「夏・長崎から」(20年続きました)を始めた時には「選挙に出るのか!」と、さんざん叩かれました。よくもまあこれだけいろんなことを言われたものですね。こんな事情から当時は、さださんのファンであることを公言することははばかられ、地下に潜ったさだファンもたくさんいました(私はずっと地上です)。長崎地方では「かくれまさしタン」と呼ばれました(笑)。当時を振り返って、今年2017年の雑誌『Oriijin(オリイジン)』春号で、さださん本人が回想しています。

 絶望?いや、そりゃもういっぱいありますよ。例えば、20代のときに『さだは暗い』と言われた時期とか。右翼の街宣車が、僕の『防人の詩』を流して走り、原爆の日近くに、広島の野外コンサートに出たら、日和見って言われた。僕は真ん中に立っているだけなのに、『お前はどっちなんだ?いいかげんにしろ』って(笑)。

 世間の評価というものを理解するのに、僕は結構な時間がかかった。自分が有名になるっていう恐ろしさも経験して、3~4年かかったんじゃないかな。個人を平気で叩いて、叩いた人は叩いたことを忘れるっていうメカニズムがなかなか理解できなかった。その間、人を恨みもし、呪いもし、怒りもし、悲しみもし…最後は笑えるようになったけど。多かれ少なかれ、みんなが経験することだね。人を疑い、怒りを覚え、自分自身で悲しむ―でも、それを抜けると笑える。そこまで行けるかどうかじゃないかと、僕は思う。

 若い頃は言われ放題でしたものね。強いテーマ性のある楽曲で聴く人を突き刺すあまり、大ヒットしながらも、その都度世間の痛烈な批判を浴びてきました。当時は「嫌いなら聞かなきゃ良いでしょ?」と思いつつも、「さだが嫌い」という「自己表現」が成立してることにある意味感動したり、気味が悪かったりした、と告白しておられます。しかし、この歳になったらもう、何て言われても平気だそうですよ。決して誰かを傷つけようと思って歌っているわけではありません。さだまさしが好きだって言ってくれる人があれば、当然「嫌いだ」っていう人もあるわけです。理屈っぽく批判されるのではなく、「嫌い」と言われた方が納得できたりもしますね。まあ、そういう仕事をしているんだなって話を「SONGS」では語っています。今回は、さださんのいわれなき炎上の様子を、人気イラストレーターの五月女ケイ子さんが描いて、それを基にさださん本人が解説する、という挑戦的な企画です。味わい深い炎上イラストにも注目ですね。炎上曲「関白宣言(1979年)、45年の歌手人生の中で最も人気の高い「主人公(1998年)、今年の最新アルバムから生命の尊さを歌った「いにしへ(2017年)の3曲を歌いました。10~30代の若い人たちが集まって聞いていましたが、彼らにさださんの歌はどう聞こえたのでしょうね?さださんは、番組内最後に、こう宣言しました。志を持って自分の信念を貫きたい時は、世間でどう言われようと批判を恐れてはいけない、と。肝に銘じましょう。最新の『TVステーション』25号に載ったインタビューでは、こう語っておられたさださんです。

  さだまさしって、10人いたら10人それぞれに評価が違う。そういう意味では、僕は社会を説得する気はない。これから後は、ソフトランディングへ向けて、ふざけたことばっかりして、ふざけたじいさんになっていこうと思っています。

 さてこの「SONGS」は、来年年明けの1月4日にもオンエアされます。さだまさし 長いけどすごい歌、集めました」と題して続編の第2弾が放送されます。さださんの特徴は、本人も認めている通り「曲が長い」ということです。まるで映画のようなストーリー性に富んだ名曲がたくさんあります。これまでテレビではなかなか放送できなかった12分33秒に及ぶ大作「親父の一番長い日」をはじめ(山本直純さんとの約束)、「長いけどすごい歌」を特集するということでした。これにも期待しましょう。

 私は最近、長崎県美術館で開催されたさださんの45周年を祝う「特別展 さだまさしの世界」へ行ってきました。⇒詳しい報告記はコチラ  世間の批判や借金苦にめげることなく、自分の志を貫き続けたさださんの45年の歩みを噛みしめながら、会場を堪能しておりました。❤❤❤

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