「特急ハウステンボス」新型車両

▲今までの「特急ハウステンボス」車両 何度か乗りました

 さて「特急ハウステンボス」の新型車両のお話です。JR九州は2017年3月、大型リゾート施設の「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)が開園25周年を迎えるのに合わせ、博多ハウステンボス駅を結ぶ「特急ハウステンボス」をリニューアルしました。赤や緑、銀色だった外観は、同園のモチーフである欧州をイメージした明るいオレンジ色に変更 されました。座席は複数のデザインを採用し、床や天井は木目調の素材にして温かみのある雰囲気を演出しています。特急形電車783系を水戸岡鋭治(みとおかえいじ)先生のデザインで完全リニューアルし、オレンジを基調とした外観、ぬくもりのある木をふんだんに使用した内観が特徴の車両に生まれ変わりました。オレンジ色の外観、ななつ星」のようなフロントマスクを始めとして、内装にも大きく手を加えたリニューアルを実施しています。私はどうしてもこの車両に乗ってみたかったんです。でも、困ったことに誰に聞いても、この電車がいつ走るのかが分からないんです。どの時間にこの新型車両が走るのかを探るのに、めっちゃ苦労しました。もうそれは執念でしたね。⇒私の乗車苦労顛末記はコチラです

 JR九州地区においては、旅客需要の少ない地域も点在することから、それらの場所における特急列車の運用に際しては、短編成での運行にも対応できるようと、車両中央に扉・デッキを配置し、車内空間を二分、A室・B室と区分して、グリーン席や普通席・指定席・自由席を1両の半分ごとに設定できるような構造となっています。今回の「特急ハウステンボス」も同様で、乗車口は真ん中付近にあります。今までのハウステンボス・カラーは、レッドやグリーン、ブルー、イエローといったにぎやかなカラーリングで、一昔前のハウステンボスの「華やかさ」を演出していましたが、今回のリニューアルでは、車内に木目調の材質をふんだんに用いることで、温かみのある内装へと大変身しました。シートには複数のデザインを取り入れることで、欧風のデザインへとリニューアルされています。現在運用中の4両5編成中、今回の車両1編成に続き、他の「特急ハウステンボス」車両も順次リニューアルが行われるとのことです(2018年完了予定)。すでに第2号が8月から運行していますね。特急「ハウステンボス」博多~ハウステンボス間で運行され、博多~早岐間で、特急「みどり」と併結運転を行います。

▲併結運転を行う「特急みどり」

 「特急ハウステンボス」の車両はこれまで、おもに車体前面や連結部付近に赤・緑・紺・黄のカラーを用いたデザインでしたが、今回のリニューアルにあたっては「そこはもうハウステンボス」をコンセプトに、明るく元気なハウステンボス号を表現」し、「ハウステンボスへの素敵な旅を想い夢見て」デザインされました。車体色には同列車オリジナルのオレンジ色を採用し、車内のリクライニングシートやカーテンも今までとは全く異なる明るく楽しいデザインに変更されています。天井や壁、床には天然木を使用してあたたかな雰囲気を演出し、車内に荷物置場(ラゲージラック)も設置されました。「木」をふんだんに使うというのが、水戸岡先生のデザインの大きな特徴です。 

 「ハウステンボス」は1992年3月に誕生し、今年で25周年を迎えます。これを記念して「特急ハウステンボス号」リニューアルの計画が始まり、第1号編成が完成したのが3月でした。私が一番こだわったのは、この外観です」と、JR九州青柳社長。外観カラーのオレンジに関しては、オランダでは『国王の日』と呼ばれるお祭りが4月に行われ、アムステルダムの街がすべてオレンジに染まります。私も一度参加したことがあり、圧倒されました。オランダ王家の色でもあり、みんなの喜びを表すオレンジをハウステンボス号の車外・車内に演出しました」と、青柳さんは説明しました。 

 車内の天井・壁・床には天然木をふんだんに使い、自然と会話が弾むような豊かな時間と空間」を表現しています。車内に一歩足を踏み入れただけで、普通の電車特急とは受ける感じが全然違います。リクライニングシートやカーテンを明るく楽しいデザインに変更するなど、あたたかな雰囲気が各所に演出されていました。私はこの日、1号車(グリーン車)に乗車したのですが、私が観察したところでは、指定席」との間には次のような差が見られました。車内をブラブラうろつき回って、観察しましたよ(笑)。

・グリーン車は1&2席の4列(計12席) 指定席は2&2席の7列 グリーン車はずいぶんゆったりとしていますね。

・当然リクラインニングの角度はグリーン車は半端なく大きい。かなり倒れ込んでのんびりとくつろぐことができます。指定席も試してみましたが、角度が全然違います。

・グリーン車は床から座席が一段高くなっています。指定席は床の上に座席があります。窓からの眺めが違いますね。

・グリーン車の荷物ラックには、ちょうど顔の上部あたりに読書灯がついていました。これ本を読む人にはとっても便利です。指定席にはありません。

・座席の頭のカバーはグリーン車は「白」 指定席は「橙」でした。

 この列車をデザインした水戸岡鋭治先生が、小さいころひたすら描いていた絵は「木」だそうです。今も木や葉っぱを描くのが一番好きなんです。自然界はデザインの塊。どれだけがんばっても、人間はかなわない。ぼくはテキスタイル、布のデザインをするのが一番好きなんだよね。ぼくが作ったパターンは200~300種類ありますよ。同じパターンは一つもない」と。確かに、この車両の新しいカーテンにも、そのことはしっかりと表現されていました。やはり水戸岡先生の「或る列車」内のファブリックや壁紙は、ものすごい数のパターンがありましたものね。私の大好きな新幹線「みずほ」「さくら」「リレーつばめ」の車内にも、そのことははっきりと見て取ることができます。ぼくは本当に良いものを、日常生活に取り入れたいだけなんです。鉄道が好きだから作るというわけではなく、みんなが集まって楽しい空間を作りたい。乗って喜んでいる人を見ているのが楽しい。アーティストではなくデザイナーですね」と水戸岡先生。

 私は現在、水戸岡鋭治先生がデザインした列車を全部制覇したいと目論んでいます。果たしていつの日に実現することでしょうか?先週は、京都丹後鉄道の、丹後あかまつ」、「丹後あおまつ」、特急「丹後の海」と、3本の水戸岡列車に乗ってきました。感動の体験でした。木がふんだんに使われている温かい列車というのは共通点です。❤❤❤

 

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