西村京太郎先生著書600冊に!

★西村先生、おめでとうございます!!★

▲これが記念すべき600冊目の著書!

 とうとうやりました!!私が熱狂的なファンであるミステリー作家・西村京太郎(にしむらきょうたろう)先生が、12月8日、ついに著書600冊を達成です。これはとんでもない記録ですから、マスコミで大々的に取り上げられるかな、と期待していたんですが、今の所どこも書いてくれませんので、私が取り上げることにしました。599冊目の『青海線レポートの謎』(角川書店)もそうだったんですが、この600冊目となる『北のロマン 青い森鉄道線』(徳間書店)も、今流行のAI人工知能」を扱ったミステリーです。西村先生はこのように世間で騒がれている問題を、いち早く作品中に取り入れることからも分かるように、「社会派」の作家と言えるでしょう。次回作(601冊)の『出雲伝説と木次線』(実業の日本社、2018年1月予定)は、来春廃止が決まっている三江線(三好―江津)に次いで、存続が危ぶまれている島根県のローカル路線です。12月で全線開通80周年を迎えました。西村先生はこうやってタイムリーに地方路線にスポットを当てて下さいます。1月下旬(602冊)には『広島電鉄殺人事件』(新潮社)が出ます。楽しみですね。

▲湯河原「西村京太郎記念館」に展示された著書の全て

 今回は著作600冊目にあたる記念作ということで、同じく600冊をすでに達成した、赤川次郎さん(610冊)との対談「600冊の向こう側」を、巻末に収録しています。二人のかけ合いがとっても面白く読めます。今回の作品のあらすじはこうでした。

 失踪した娘を捜してほしい。母親から依頼を受けた、かつて十津川警部の部下だった私立探偵の橋本は、池戸彩乃の捜索を始める。勤務先のパソコンに謎のメモが残されていた。「411658 1411123」。本州最北の鉄道の駅、下北駅の緯度と経度と判断した橋本は下北に飛び彩乃の痕跡を追う。一方、東京では彩乃の同僚が殺され、十津川警部が捜査に乗り出した。事件は予測できない展開を見せはじめるが…!? 恐山-仏ヶ浦-知床…知能犯を追い詰める十津川警部の活躍。

 西村先生は、毎年お付き合いのある12の出版社で出すために、年間で12、13本のミステリーを書き上げておられます。そのため取材旅行も大変で、1年に6回6つの地方をめぐり、2泊3日で、一度に2社分の取材を行ってしまうのです。取材先では列車の中を歩いてまわり、車掌さんを捕まえては話を聞き、死体を隠す場所や、トリックの手法を考えるといいます。またトリック作成のネタ本でもある「時刻表」を常に持参して参照しておられます。以前に、開通する前の東北新幹線を舞台にミステリーを書かれた際に、だいたいこういう造りだろうと、東海道新幹線の車両と同じだと思ってトリックを考えたことがありました。すると、実際に走った新型の新幹線とは非常口の場所が違っていて、トリックが成立しなくなったことがありました。やはり実際に乗ってみて、行ってみて、自分の目で見てみないと分からない、と学習されたそうです。

 以前、JR九州が走らせている豪華寝台列車「ななつ星」に乗った時には、唐池恒二社長から「列車の中で殺さないでください」と懇願されたそうですが、殺してしまいました(笑)。また、先生は取材に行かれたときは、写真も撮らなければ、メモも取りません。ストーリーを作るために必要な所だけ見たいので、写真を撮ってしまうと全部撮りたくなってしまい、ごちゃごちゃしちゃうからダメだと言われます。先にストーリー(最初と最後)は考えてから取材に行っておられます。そうしないと何でもかんでも見ちゃう。編集者に写真を撮ってもらったりすると、ただ撮ってくる。作家にとっては面白くも何ともない。警察署の隣のパン屋だけ撮っても、その隣も必要なんだと言います。だから自分で見た方が早い。さらに、本が売れるためには「わざと1箇所間違える」のも大事だとのこと。見つけたぞという嬉しそうな抗議の手紙がどっと来る」と笑いながら、ミステリーマニアはあまり怒らない、鉄道マニアはすぐ怒る」と、マニアを手玉に取る巨匠ならではの秘技も明かしています。

 西村先生が原稿を書き始めるのは、夜中の12時頃です。朝まで書き続けて、新聞を読んでから寝ます。起きるのは昼の2時くらいです。先生はパソコンが使えないので、原稿はもっぱら手書きで、サインペンを使って(昔は万年筆)書いておられます。書いている時にはテレビを付けっぱなしです。なんとなく音がしていないと不安なんだそうです。書き続けていると、集中力が高まってきて、だんだん音が聞こえなくなってくるそうですよ。お腹がすいてくると、おせんべいを食べながら牛乳を飲みます。

 先生は、以前私のインタビューに答えて、「目標は635冊。東京スカイツリーの高さが634メートルなので、それを超えたらもう書くのをやめる」とおっしゃっておられました(⇒「西村京太郎先生に三つの質問」コチラです)。しかし先述の赤川次郎先生との対談において、「自分のことを振り返ってみても、ずいぶん本を読みましたからね。635冊と言わず、やっぱりまだまだ書きます。だから、たくさん本を読んでもらいたいです。」と、私たちファンには嬉しい宣言をなさいました。先生、これからも頑張ってください!!❤❤❤

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