「誠実」でない!

 今年のセンター試験について、私は各予備校がいかに不誠実な対応をするか注目して見ていてください、と注意喚起を促しました。今年だけでなく、毎年反省もなしに、こういったことが繰り返されているんです。新聞やネット上の問題講評も、ピントハズレのことも多く見られます。

《当日第1報の速報》
                  【筆記】        【リスニング】 
◎河合塾           昨年並み         やや難化
◎代々木ゼミナール   難化           昨年並み 
◎ベネッセ・駿台    やや難化         昨年並み
◎東進ハイスクール   昨年並み         やや難化
◎城南予備校      昨年並み         やや難化 
「矢印画像」の画像検索結果

 これが、現在は次のように書き換えられました。何の断りも無しにです。

《現在の公表》
           【筆記】        【リスニング】 
◎河合塾        昨年並み         やや難化 
◎代々木ゼミナール   昨年並み         やや難化  
◎ベネッセ・駿台    昨年並み         昨年より難化 
◎東進ハイスクール   昨年並み         やや難化 
◎城南予備校      変化なし         やや難化 

 こんな感じです。およそ「誠実さ」に欠けます。自分で本気で解いたら、どれだけ難しいリスニング・テストだったかはすぐに分かります。1日目終了直後に、受験生たちが「一番難しかった」と口々に感想を述べていたのが、よほど正確だったことが分かりますね。私は試験後に編集部からメールで送ってもらった問題を解いて、9問に《難》のマークを打ちました。過去問や日頃の模試ではせいぜい5問までです。もうこの時点でどれだけ難しくなるのか、という予想が出来上がっていました。私が「大幅に平均点は下がります」と、ブログやフェイスブックで断言したのはそういう事情からです。結果は、「昨年並み」どころか、リスニング試験が始まって以来の過去最低点23.05点でした(今までは2009年の24.03点です)。《やや難化》どころか、《大幅に難化》が実態でした。ところが、代々木ゼミナールは、リスニング終了後に「昨年並み」と報じておきながら、17日に大学入試センターの中間速報が出ると、代々木ゼミナール教育総合研究所入試情報室の川崎武司室長なる人物が、リスニングは、耳慣れない単語や全体の内容を踏まえて回答する問題が出題されたため、苦戦した受験生が多かったと思われる」などと、しゃーしゃーとコメントを出しました。なら最初からそう言えよ、と思います。私はこういう会社は絶対に信用しないことにしています。まず私なら「ごめんなさい。試験後には昨年並みと思っていましたが、自分たちの分析が甘く、誤った速報となってしまいましたことをお詫びします。実際の所は~」と、まずは不正確さをお詫びをして、訂正をすると思います。ベネッセ・駿台も同様の罪を犯しています(最近の「駿台」は駿台模試からして、ほとんど毎回のように不備があり、いい加減な問題作成が目立ちます。こんな会社ではなかったはず!反省はないのか??)。「英語の平均点は筆記もリスニングも昨年並みだと思います」「(リスニング)全体の難易度は昨年度と同程度である」などと悪質なデマを飛ばした英語教師の言うことも、これからは信用なりません。自分で解いてみれば、すぐ分かることですから。結果論だったら、誰でも言えます。そのプロセスが問題なんです。私が尊敬するパナソニック創業者・松下幸之助さんは、人間で最も大切なことは、「誠実さ」であり「素直さ」であると言っておられます。それが欠けています。

 毎年繰り返されるこういうことに、声を上げる人がいないので、今年は敢えて踏み込んで、問題提起をしました。明日は生徒たちがつまづいた問題を取り上げます。😠😠😠

広告
カテゴリー: 英語指導に関して パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中