生徒の言葉~宝物

▲自宅に訪ねてくれた卒業生たち 現在は小学校教師、獣医、東大大学院

▲近況報告に来てくれた卒業生 現在は長崎大学・薬学部、鳥取大学・医学部

 もう何十年も「英語教師」をやっていますと、生徒から色紙や手紙やプレゼントをもらうことも多いんですが、私はそれらを全~部大切な思い出に取ってあるんです。もの持ちがいいんですね(笑)。時々それらを引っ張り出してきては、当時を思い出しては感慨に浸ることも(年寄りダ!)。若い頃にもらった色紙などは、もう変色してしまって読みづらくなっているんですが、それでも大事に大事に保管してあります。これらは私の大切な「宝物」なんです。今日取り出してきて眺めていたのは、松江北高に赴任したばかりの頃、卒業時に生徒からいただいた手紙です。

 言葉だけではうまく感謝の思いを伝えきることができないと思ったので、お手紙を書かせていただくことにしました。11Rで初めてRの授業を受けたとき、わたしは本当に感銘を受けました。英語はあんなに深く読むべきものだと初めて知りました。わたしの薄っぺらい読みを指摘されても、当時は家に帰ってじっくり考えたところで、何が違うのかなかなかわからないものでした。英文を単語に置き換えて訳すだけで、今考えると内容なんてほとんど気にしていなかったような気がします。ですが、八幡先生の授業を何度も受けるうちに、だんだんと先生のおっしゃることがわかるようになってきて、英語を“本当に”読むということはこういうことなのか、と少しずつ実感できるようになりました。わたしは八幡先生に教わることができ、自分の読みの間違いに気付けて本当によかったと思います。

 また、わたしは授業だけでなく、その間にされるお話をとても楽しみにしていました。非常におもしろくためになるものばかりで、大変勉強になりました。八幡先生が薦められた稲盛和夫さんの『成功と失敗の法則』や、『その英語ネイティブにはこう聞こえる』なども読ませていただきました。ロングマンの英英辞典もまだ電子辞書でしか使ったことがありませんが、大学ではどんどん使ってもっと深い読みができたらと思っています。

 わたしは八幡先生の「良いものは良い、悪いものは悪い!」という一本筋の通った姿勢を大変尊敬しております。高校生活の中で一番学ばせていただくことの多い先生でした。こんな未熟者のわたしに英語の真髄を教えてくださり、本当にありがとうございました。どれだけ書いても感謝の思いを表しつくすことができません。本当に、本当にありがとうございました。拙い文章を最後まで読んでいただいてありがとうございます。それではお体にお気をつけて。

 読み返すだけで恥ずかしくて顔が赤くなりますが、当時の生徒の顔を思い出したりもします。暇に任せて、今日再び引っ張り出して読み返していたのは、もう今から25年以上も前に担任したクラスの生徒たち全員から、退職時にいただいた言葉の数々でした。あー、そんな時代もあったな、と懐かしく思い出しました。彼らが立派に成長して社会に貢献してくれている姿を思い浮かべては、教員」という職業のやり甲斐と素晴らしさを、若い先生方に伝えていかなければと思ったりしたことでした。新年度にあたり、そんなことを考えていました。

▲八幡先生、長い間本当にお疲れ様でした。先生に高校時代教えていただいた英語が、こんなに必要になるとは夢にも思わず、ただただ感謝しております。もう少しで3歳になる息子がいますが、将来八幡先生のような厳しくそして温かみのある先生に出会って欲しいなと切に願っています。来年の5月には帰国しますので、また是非遊びにいらしてください。お体に気をつけて、今後も楽しい毎日を送られることをお祈りします。

 この生徒は現在、消化器系内科の医者をしているんですが、数年前、松江北高で「職員健康診断」において、女医さんによる最後の問診が終わり、御礼を言って部屋を出ようとしたら、「八幡先生ですね。主人がよく噂しています」と呼び止められました。何と、この生徒の奥様でした。人の縁とは不思議なものですね。

▲八幡先生、教員生活お疲れ様でした。計算してみると、当時の先生は今の私たちとほぼ同じ年齢だったのですね。毎日情熱をもって、熱心にご指導いただいたことが、どれだけ有り難いことだったか、分かる歳になりました。本当にありがとうございました。

センター試験が終わって先生との進路相談に進路指導室に行ったとき、センターがボーダーにもかかっていなかったのに、「お前は二次の力があるから大丈夫だろ」と一言で終わりました。今では塾で生徒に接する立場にいながら、あの一言が言えるくらいに生徒を育てたことがなく今もその言葉を追いかけているように思います。直接感謝を述べたいところですが、またの機会を楽しみに、お体を大事にしてくださいね。

八幡先生、長い間本当にお疲れ様でした。そして私たちへの熱意溢れる指導ありがとうございました。私の中で最も印象的な先生は八幡先生です。手が震える思いで受けた英語の授業、怖かったです。ですが、そのおかげで英語は得意科目となりました。そしてなにより、進路先で迷っていた時に、まだ開設されて間もなかった広島大学保健学科を薦めてくださり、今の私の作業療法士という仕事への道を作って下さいました。今誇りをもって仕事が出来るのも、先生のおかげと本当に感謝しております。本当に有り難うございました。

 本当に素晴らしい生徒たちに恵まれ、幸せな教員生活であったように思います。こうした有り難い「宝物」のような言葉を胸に刻んで、今年も松江北高の補習科・現役生のために全力を尽くそうと思っています。ハイ。❤❤❤

▲教員になって初めて担任した男子生徒(松江)&女子生徒(高知)から退職の日に贈られたキティちゃん。以来ずっとリビングに飾ってある。大切な宝物。

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