小田さんの最新シングル

 5月2日に、古稀を迎えた大好きな小田和正さん(70歳)の最新シングルCDが発売になりました。私は前日に手に入れて、このゴールデン連休中も毎日何度も何度も聞き続けました。今日はそのシングルの感想を綴ってみたいと思います。まずは構成についてです。通例CDにはA面があって、そのカップリング曲が収録されて、カラオケがつくといったのが普通の構成です。しかし今回の小田さんのシングルは、この道を」「会いに行く」「坂道を上がって」「小さな風景」と全部A面タイアップの新曲ばかりが4曲ずらっと並んでいます。ある種「ミニアルバム」と言ってもいいでしょう。 私はこの曲順にも、小田さんの強いメッセージが込められていると感じています。最初の案では「会いに行く」が冒頭に配されていたと聞きました。実際、熊本で始まったコンサートのオープニング第1曲目は「会いに行く」だったといいます。確かにノリの良い曲でピッタリかとも思いますが、今回のこの曲の配列にも大きな意味があると思うのです。私の解釈はこうです。

この道を」待ってくれている人たちに「会いに行く」ために「坂道を上がって」その先には求めていた「小さな風景」が広がっている。(ジャケット写真はそのままの光景!)

 またジャケット写真もチョット変わっていますね。今まで小田さんは、こういういたずらっぽいジャケット写真を届けてきた前科があります。小田さんの顔も全く出ていません。麦わら帽を肩に階段を上がる小田さんの後ろ姿だけです。一目で四国の金比羅(こんぴら)さんだと分かりましたが、小貫信昭さんの情報によれば、コンサートの「ご当地紀行」で流された映像の一枚だそうです。「誰が好き好んでこんなジジイの顔を見たがるんだよ」という、小田さんの自虐的な意思を反映しての選択だったようです。

 それぞれの曲の詳細に関しては、オフコース時代から小田さんの音楽を最もよく理解している音楽評論家小貫信昭さんが書かれていますので、そちらをご覧ください。⇒コチラです 最新の「会報」Vol.330でも書かれていましたね。

 今回の新曲4曲に添えられた、小田さんの生の声を挙げておきましょう。

▲「この道を」…4曲の中で私が一番好きなスロー・バラードです。

依頼を受けた段階で音楽的にはこういう風にしようと決めていましたが、制作されているみなさんの番組に対する強い想いを伝えられていたので、曲が出来た時点でこれにどんな言葉を載せるべきかと随分迷いました。でも、いただいた資料を何度も読み返すうちに、番組に携わる人たちが主題曲に求めているものと自分が歌いたいことはきっと同じ線上にあると確信して「この道を」が出来ました。ドラマが書かせてくれた曲です。皆さんはどんな風に聴いてくれるのでしょう。

▲「会いに行く」

再び「めざましテレビ」の曲を書かせていただきました。あれからもう10年になるのですね。三宅や軽部をはじめスタッフ皆がきっと期待して待ってるから、喜んでくれる歌を書かなきゃと勝手にプレッシャーを感じたりしていました。そして様々な企画で全国の視聴者と繋がるんだという番組制作者たちの想いと、ツアーで全国の待っている人たちのところへ行くんだという僕の想いを重ねて、「会いに行く」という曲を書きました。「めざましテレビ」を見てくれる皆がさわやかな朝を迎えてくれたら嬉しいです。

 「坂道を上がって」

ボクの高校も海を見下ろす高台にあったので、やはり坂道を上って通っていました。中学高校と6年間。で、この曲を書きながらその頃のあれこれを思い出すことになりました。参考までにと見せてもらった『坂道のアポロン』は素晴らしく、特に演奏の場面はスタッフの音楽に拘る気持ちが伝わって驚くほどの仕上がりでした。自分の書く曲が映画制作に携わった人たち、見る人たちの想いに少しでも添うことが出来れば嬉しいです。

▲「小さな風景」

いなくなってしまった人との思い出を懐かしくたどるだけでなく、自分の知らないその人もきっとどこかにいたのだろうと想う気持ちに触れたかったのです。それが「君の心の中の 小さな風景」になりました。 小さな風景は幾つもあるんだと思います。この曲は出来るだけ言葉数を少なくと初めから考えていました。短く印象的な歌にしたかったのです。

 このミニアルバムをひっさげて、5月4日から熊本で2018年全国コンサートツアー「Encore」が幕を上げました(21カ所全48公演)。熊本からスタートというのが小田さんの思いを反映しています。2016年のツアーのリハーサル中に熊本大地震が発生し、深刻な被害を受けました。どうしてもここ熊本からスタートしたいとツアー初日の場に選びました。当時は「ギター一本でも歌いに行きたい」と模索しましたが実現せず、「次のツアーがあるなら、何としても熊本から始めたいと思っていました」この日を迎えるに当たり、約1カ月間はほぼ無休でリハーサルをこなし、その合間にはスポーツジムに通ってトレーニングで汗を流し5、6キロ体重を落として動きやすい体を作りました。5月5日のスポーツ新聞各紙には、コンサート初日の模様が取り上げられていました(私は全部買いに行きました―笑)。全長240メートルに及ぶ花道を全力で走り抜け、持ち前のハイトーンボイスで何と32曲も熱唱しました。昨年9月に、30年にわたって小田さんのステージを支え続けた舞台監督永岡宏紹さんが51歳の若さで急逝されました。コンサートのアンコールでは彼が好きだった「the flag」を捧げて涙を浮かべて歌いました。当初周りのスタッフは小田さんの体力面も考慮して公演数など規模を小さくすることも提案したそうですが、小田さんは「行けるときに行っておかないと、もう行けない」と拒否したそうです。「もう70歳になって。うかつに次の約束はできませんが、とにかくみんな元気で頑張りましょう」「今日のような日が、またあるように」その思いを胸に、小田さんは全国を旅していきます。❤❤❤

▲コンサート初日の模様を伝える各スポーツ紙

 

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