奈良駅・旧奈良駅

 「奈良駅」は、2010年3月13日に完成した3階建ての高架駅で、3階がホーム、2階は改札口・駅業務施設と商業施設、1階は商業施設・飲食店が設けられています。列車を降り、ホームから2階の改札に降りて、ビックリしました。内装は、改札内は無装飾ですが、改札外部分は天井には格天井を意識した装飾が、また柱は吉野杉で美装されており、一部柱には組物を思わせる装飾が施されていました。また、柱からは釣灯篭を思わせる照明も吊るされています。改札口を出たところで、あまりに壮観な駅の姿に立ちつくしておりました。古都の名にふさわしい趣のある駅舎ですね。1・2階には商業施設「ビエラ奈良」が営業していました。駅情報も最新のタッチパネル方式です。

 それと、JR「奈良駅」を出て東口には、威厳に満ちた美しい建物があります。どっしりとした鉄筋造り、縦長の窓、レリーフはまるで洋館のよう。しかし、屋根に九輪、四隅には風鐸がある様は、まさにお寺のようでもあります。これこそが「日本国有鉄道(現JR西日本)奈良駅舎」。昭和9年(1934年)から平成15年(2003年)まで利用されました。経済産業省から「近代化産業遺構」に指定されている歴史ある建築物です。奈良の寺院の屋根を模し、寺院風和風と鉄骨鉄筋コンクリート造りの折衷様式の、実に美しい建物ですね(写真上)。

 すでに昭和初期、奈良にはヨーロッパからの観光客も多く訪れていました。和と洋の要素が取り入れられた特徴的な造りには「世界の奈良にふさわしい駅舎を」との旧鉄道省の技師たちの気概が込められています。しかし、そんな愛された駅舎も、1997年の「奈良駅」の高架化に伴い、解体・撤去の話が持ち上がります。由緒ある駅舎の保存を望む市民や建築家らの懸命な署名活動などが実を結び、当時の場所から北東へ18m、「曳き家工法」で移動を行い、現在の場所に移りました。現在、この建物は2009年7月に「奈良市総合観光案内所」として生まれ変わっています。

 まず中に入ってビックリ!中央に巨大な朱塗りの4本の柱が建っています。これは平城宮跡の第一次大極殿正殿の復元の際に作られた、高さ5.3m、直径0.7mのものを再利用しているのだそうです。塗り直された白壁と、天井の茶色、そして朱色の柱が見事にマッチしています。天井には、美しい文様が刻まれているのが分かります。奥手には観光案内のカウンターがあり、スタッフが常駐されており、私も東大寺「お水取り」の情報・地図をいただきました。「東大寺学園」にも行ってみたかったので、お尋ねして地図まで書いて貰いましたが、これはハズレ。現在は移転してずいぶん遠くにありました(タクシーを飛ばして行ってきました)。ここは夜9時まで営業しているようです。奈良名物の展示スペースやら、観光情報から宿泊情報まで観光パンフレット(外国語版を含む)が充実していますから、観光客にはとってもありがたいですね。角っこには「スターバックスコーヒー」も営業しており、便利です。私は美味しいコーヒーを飲みながら、この素敵な旧駅舎の支柱に囲まれて、遠き奈良の雰囲気に浸っていました。奈良駅旧奈良駅、とっても気に入りました。駅舎に感動するのは大分県由布院駅以来でしょうか。❤❤❤

 

広告
カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中