Killateral Damage

   「キラテラル・ダメージ」(Killateral Damage)という ポール・ゴードン(Paul Gordon)の新しいパケット・トリックです。私は、一時、ポール・ゴードンパケット・トリックにのぼせて手当たり次第注文していた時期がありました。手に入れては演じてみて、それほどに彼の創作能力には高いものがあったんです。⇒彼の詳細はコチラ

 このパケット・トリックは、ワイルドカード」の発展バージョン形の1つと言ってもよいでしょう。二段構えの本格的なパケット・トリックで、最終的には使用したすべてのカードが変化し、そして最後には観客に全て手渡して検めてもらうことができます。畳み掛けるような2段階連続のクライマックスは、少なくとも一般の観客には完全に想定外の意外な展開で、驚きとなることでしょう。

 マジシャンは8枚の「同一数字カード」を示します。裏も赤裏であることを示します。この8枚のカードを裏表交互に混ぜて、パケットを2つに分けます。片側のパケットを広げてあらためますが、間違いなく「裏表裏表」と混ざっています。ですが、次の瞬間、このパケットは表が3枚に増えていて、さらに次の瞬間には4枚ともになっています。もう一方のパケットを見ると、こちらはすべてになっています。さらにこの両者を重ね合わせると、なんと、また一瞬で表裏が混ざり合ってしまいます。とぼけたセリフにあわせて、いつの間にかカードが1枚増えていたり、といったバイプレイの後、表向きのカードを抜き去って、裏向きのカードだけをそろえます。をあらためた後、このパケットにおまじないをかけると、なんと裏向きのカードはすべて表がまったく違う「絵札のカード」に変化してしまっています。そして、表向きのパケットを裏返してみると、こちらは、裏の色やデザインがすべてばらばらに変化してしまっているのです。すべてのカードを手渡して調べてもらいますが、怪しいところはどこにも見当たりません。

 エルムズレイカウント、ハーマンカウント、マルチプルリフトといった比較的基本的なテクニックのみで構成されていますので、パケット・トリックとしてはさほど難しくはありません。中級レベルの方なら、すぐに問題なく演じることの出来るレベルと思います。非常に合理的なハンドリングで、そして最終的に手渡し可能なように構成されていますので、きわめて実践的。リセットもすぐにできます。私は「Monthly Magic Lesson」の通販で購入しましたが、ポール・ゴードンの英文解説書、南部信昭さんの日本語解説書とパケットケースがついて2970円でした。

 元々は、ジョン・バノン「Royal Scam」に基づいてゴードンが許可を得て作品化した「Royal Flush Scam」を元にした「Oil & Water Rainbow」という作品から出来たパケット・トリックです。「これはもう素晴らしい! ポール・ゴードンがまた友だち・クライエントをだます飛びきりのカードマジックを創作した!」と奇術雑誌Geniiに絶賛されたマジックです。 ♠♣♥♦

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