★★★明らかに「準備不足」!!!「当たり前のことをバカになってちゃんとやる」姿勢★★★
全国には、センター試験の第1問「発音・アクセント問題」を苦手にしている生徒がたくさんいます。私も高校時代にいつもこの分野は落としていましたから実によく分かるんですが、原因は明らかに「準備不足」です。ちょっとした準備を怠らずにやれば、満点を取ることのできる問題なんです。なのに何の準備もせずに模試等を受験しています。過去のセンター本・追試験・私立大学の発音・アクセント問題のデータ分析から、「狙われる単語は決まっている!」ということが分かったので、私は自分の『センター対策本』(自費出版)に4種類の「頻出語リスト」を作成し、その全単語をALTに読んで貰って音声CDを作成して(「チェルシー先生、お願いします!」(2枚組CD)、品切れ)、生徒たちに音読を迫りました。これだけで得点率がずいぶん違ってきます。この2枚組CDは、私の退職金をはたいて2,000枚作りましたが、全国の先生方からお申し込みが相次ぎ、アッという間になくなってしまいました。今でも欲しいと言ってくださる先生方がおられるのですが、残念ながら私の手元には余分は1枚もありません。ご請求いただいてもお送りできないんです。悪しからず。
最近は、センター試験は、過去に出題された単語が再び問われることが多いことから(「お色直し」)、1990年~2018年のセンター本試験・追試験に出題された語をリストにして音読を迫っています。本番がそうなのですから、それを想定した模試でも出題されることが多いのは当然のことと言えます。⇒センター試験本番での「お色直し」の実態はコチラをご覧ください 中でも、日本人学習者が間違い易い単語は繰り返し複数回出題されています(例えば、energy, southern)。最近も、東京・茨城の研究会で配布した「「発音・アクセント」センター過去出題語(1990~2018年)」(裏表カラー刷り1枚)という資料を、ひたすら音読させています。このリストの音声が欲しいと言われる先生・生徒がたくさんおられたので、私は、ALTにこれらの単語を全部ポーズをつけて読んでもらい、音読の参考にしてもらうように音声ファイル(MP3)を作成、CD化しました。CD-ROM「センター発音・アクセント「過去出題語」リスト・
音声」(1枚、300円)というものですが、全国の先生方から申し込みが殺到して、現在せっせと発送しているところです。このCD-ROMには幾つかの特典ファイルが収録されていて、先生方の日頃のご指導に役立つものとなっています。ご希望の先生方は私にメールでお申し込み下さい。この音読作業だけでずいぶん得点アップが見込めます。ちなみに、7月に松江北高で行われた3種類の模擬試験(進研M模試、全統M模試、駿台M模試)においても、これらの過去出題単語リストから出題がおこなわれています(下表参照)。模試も本番も、このリストからかなりの単語が出題されることが、明らかに予想されるんです。第1問の駿台の出題状況の的中率を見ると、試験の難易度が高いことが読み取れますね。
◎7月に行われたM模試の第1問出題状況(センター既出語より)
進研M模試 全統M模試 駿台M模試
発音問題 12/12語 5/12 3/12
(的中率) (100%) (42%) (25%)
アクセント 9/16 10/16 5/16
問題 (56%) (66%) (31%)
(的中率)
私はいつもたったこれだけのことをうるさく言い続けているんですが、やらない人はやらない。ぶっつけ本番で問題にあたっています。こういった小さなことが出来ない人は絶対に伸びません。「当たり前のことをバカになってちゃんとやる」(ABC)ことの出来ない人に、神様は決して味方はしてはくれません。みなさん、たったこれだけの準備をやっておくだけで、満点が期待できる分野が「第1問」なんですよ。
もう一つ。アクセント問題に関しては、「基本アクセントルール」を押さえておくと、ずいぶん応用力につながります。主なルールを知っていると、①未知の単語に応用ができる、②迷ったときに威力を発揮する、③ルールで絞り込んで消去法で解答ができる、といったメリットが見込めるんです。最新の『2019年度英語センター対策本』(コンパクト版、自費出版、2018年)では、その中でも特に重要と思われる10個だけを抜粋しました。詳細なルールに関しては、親本の『2017年英語センター対策本』(自費出版、2016年)に全部まとめてありますのでご参照ください。⇒主なルールはコチラをご覧ください
「発音・アクセント問題」に苦労している受験生、指導に苦慮しておられる先生方、ぜひこの「勉強の仕方」で対策してみてください。今週末も松江北高では「ベネッセ・駿台共催マーク模試」が予定されていますが、効果は保証します。❤❤❤