権藤さんの意見

 『日本経済新聞』に、たまーに権藤 博(ごんどうひろし)さんの「悠々球論」という短いエッセイが掲載されるのを楽しみにしています。滅法面白い!9月13日のエッセイを読んで、「そうだ、そうだ!」と膝を打ちました。権藤さんと言えば、来る日も、来る日もマウンドに立ち続け、権藤、権藤、雨、権藤…』と言われ、流行語にもなりましたね。1961年、中日の新人投手だった権藤さんはひたすら投げまくり、35勝を挙げ最多勝、新人王、沢村賞、ベストナインなど賞を総なめにしました。翌年も30勝をマークしますが、登板過多は確実に彼の肩を疲弊させました。権藤さんを最後に、年間35勝以上の投手は出ていません。⇒私の権藤評はコチラ

 権藤さんが口を酸っぱくして言われるには、野球中継の最後の「ヒーローインタビュー」が面白くない。「みんながチャンスを作ってくれたので返そうと思った」「打者が点をとってくれたので、抑えようと思った」そんなこと改めて聞かなくても分かる当たり前のことですね。「ファンのみなさんの声援のおかげで打てました」声援で打てるくらいなら、簡単なことでしょう(もちろんファンの声援に感謝することは重要ですが)。そしてインタビューの最後はいつも判で押したように「応援よろしくお願いします」です。全く面白くない。「企業秘密まで話してくれとは言わないが、もっと技術に触れて欲しい」と権藤さんはおっしゃいます。チラッとでいいから技術を語ることで、やっぱりプロはすごいやと勝負の迫力を伝えて欲しいと。昔はすぐウソと分かる話をする選手もいて、それはそれで味があって面白かったと言い、小山正明投手や打者の例を引いておられました。全く同感です。紋切り型のコメントなど聞いていて面白くもありません。巨人の髙橋由伸監督の勝利監督インタビューなど、何の面白みも、ファンサービスの精神のかけらも感じられません(辞められるみたいですね。当然でしょう)。誰もが言わない権藤さんの鋭い指摘に感心したところです。確かに、権藤さんのテレビ解説は滅法面白い。「見ててご覧なさい。こうなりますから…」と予言すると、本当にそうなるので、流石ということになります。言われることが実にユニークです。今の野球解説者で面白いなあと感じさせてくれるのは、他に落合博満さんと野村克也さんぐらいでしょうか。要は、よく勉強しているから、自分の理論を持ち、人とは違った視点での野球の捉え方ができるんですね。当たり前のことをしゃべっても、それは解説とは呼びません。野村さんが解説者時代にどれだけ苦労して勉強されたかは、数々の著書から感じ取ることができます。プロのすごさをきちんと伝えることのできる解説が聞きたいな~。今朝も『日刊スポーツ』に載った権藤さんの完封勝利した阪神・藤浪評を面白く読みました。視点がやはり人と違います。♠♠♠

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