「失敗」と書いて「成長」と読む

 標題の言葉は、私の大好きな野球評論家の野村克也(のむらかつや)さんが、数々の著書の中で書いておられる「野村語録」の一つで、私も気に入ってよく使わせてもらっています。昨日読んだばかりの、最新のご著書『短期決戦の勝ち方』(祥伝社新書、2018年10月) から引用してみましょう。

 どんなに強いチームであってもミスはする。問題は、ミスをした後の態度だ。弱いチーム、大事なところで勝ちを逃すチームには、ひとつの特徴がある。それは、ミスをしても笑ってごまかしてしまうことだ。万年Bクラス(4位、5位、最下位)に甘んじているチームは決まってそうだ。エラーをしてもアタマをかいて笑いながら、ベンチに戻ってくるような選手がいる。周囲の連中も笑って「ドンマイ、ドンマイ」だ。しかし、仮にもプロの選手であるなら、ミスや失敗は「恥ずかしいことである」と感じなければ失格である。恥ずかしいと感じるから、「二度とミスはしない」と思う。さらに「では、どうすれば失敗を回避できるか、自分の技術を改善し向上できるか」と考える。つまり、恥の意識が人を努力へと向かわせるのである。日頃から、こうした教えが徹底されているチームは強い。(pp.20-21)

 「勉強」も同じです。試験でミスすることは恥ずかしいことではありません。恥ずかしいのは、そのミスを放置して、再び同じ間違いを繰り返すことです。私がうるさく、テストは「見直して初めて力がつく!」と公言するのはそういうことなんです。このことは巣立っていった多くの卒業生たちが実感していることのようで、そういった言葉を後輩たちに残してくれています(「合格体験記」「あむーる」など)。力のつかない生徒たちの共通点がここにあります。「やりっ放し」なんです。野村さんがよく口にされる、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という、江戸時代後期の平戸藩主で剣の達人としても知られる松浦靜山(まつらせいざん)の言葉を思い起こしましょう。勝っても謙虚な気持ちを忘れずに、負けたら敗因を徹底的に究明する姿勢こそが大切です。

 今日は、9月に行われました「3年生進研・駿台共催マーク模試」「見直しプリント」「ダウンロードサイト」に登録しておきました。非常に簡単だったようで、高得点が続出の試験でした。私は長年こうやって、試験実施の翌日に、このプリントを配布して生徒たちに「見直し」を迫っているんです。

・「2018年3年生9月進研・駿台共催マーク模試」見直しプリント 島根県立松江北高等学校 八幡成人 ⇒コチラです

 模擬試験の基準日前の実施の学校には、業者が「解答・解説」冊子を送ってくれない、と聞きました(基準日を過ぎてから送ってくれる)。全国そこら中で不正を働くふらちな高校生が多い、ということの対策なんでしょうね。高得点を取らせたい一心で、事前に問題を見て、生徒たちに問題情報を漏洩する教師が存在するという実態もあると聞きます。島根県でも、県の高校入試の英語の問題作成者が、友人に漏らし、塾で事前に演習したという嘆かわしい事件が起こり大騒ぎになったことがあります。「人間教育」が必要ですね。♠♠♠

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