「京都丹後鉄道」

 「京都丹後鉄道」は、「北近畿タンゴ鉄道」の運行部分を引継ぎ、WILLER TRAINS株式会社が運行する、京都府北部の丹波、丹後地域と兵庫県北東部の但馬地域を走る鉄道です。舞鶴市と宮津市を結ぶ「宮舞線」、宮津市から与謝野町、京丹後市を経て、兵庫県の豊岡市を結ぶ「宮豊線」と、福知山市と宮津市を結ぶ「宮福線」があります。今日は少しこの鉄道の歴史を遡ってみたいと思います。

 丹後半島地図

  「宮福線」は、京都府北部地域と京阪神地域を短絡する路線として、昭和63年に第三セクター「宮福鉄道株式会社」により開業し、平成元年に社名を「北近畿タンゴ鉄道株式会社」(以下KTRという)に変更しました。「宮津線」は、昭和7年に全線開通し昭和55年に国鉄再建法による廃止対象路線に指定されましたが、「鉄道として存続させる」という沿線住民の悲願を実現するため、「宮福鉄道株式会社」が運営を引き受けることとなり、平成2年にKTRに移管・開業されました。開業以来、通勤・通学をはじめ地域の人々の生活の足として、また、ビジネス、観光、レジャーなどに幅広く利用されてきましたが、少子高齢化や道路網の整備、モータリゼーションの進展等により、利用者数・運輸収入が減少し、大変厳しい経営環境となっていました。KTRは、地域の公共交通の中心を担っており、今後も地域に貢献する鉄道として存続させることが求められていましたが、2013年度の乗客数は186万人とピーク時の1993年度の303万人の約6割にまで落ち込んでいました。2013年度の赤字約9億円は、第3セクター鉄道で最も大きいものでした。赤字脱却に向けて、京都府は車両や駅をKTRが保有したまま運行を委託する「上下分離方式」を採用し、平成26年5月に公募で委託先に決まったのが、大手高速バス会社WILLER ALLIANCE株式会社でした。これにより、鉄道施設等を北近畿タンゴ鉄道株式会社が保有し、WILLER TRAINS株式会社がそれを借り受けて運行するという、「上下分離方式」による新たな運行体制が、平成27年4月からスタート。鉄道通称名は、「京都丹後鉄道(丹鉄)」となりました。バス事業のノウハウを鉄道再生に生かそうという試みで注目を集めました。

 沿線にある天橋立などをイメージした「丹鉄」のロゴマークを作成、KTRで働いていた約190人のほとんどを雇用し、運行のノウハウを引き継ぎました。「地域に活力を生み、住民が愛着を持てる鉄道を目指したい」という決意でスタートしたんです。「丹後あかまつ号」(私の乗車レポートはコチラ)、「丹後あおまつ号」(レポートはコチラ)、特急「丹後の海」(乗車レポートはコチラといった、水戸岡鋭治先生デザインのユニークな列車を走らせ、マニアの間では大人気となっています。私も乗ってきました。ただ残念ながら乗客数は伸び悩んでいるようですね。そもそも人口の少ない、それでいて山間地を縫うように走っている路線です。飛躍的な数字の伸びを期待するほうが無理なのかもしれません。でも地域にとっては大切な足です。何とか工夫を重ねて(各名所を通る度に案内を放送で流していました)、発展して欲しいと願っています。下の写真は現在「京都丹後鉄道」を走っている各種列車です。❤❤❤

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