村田修一引退セレモニー

 元巨人男・村田修一選手」が引退をしましたね。彼が「男」と呼ばれた理由の一つに体の強靱さがありました。たとえ骨が折れていても、レントゲンを撮らなければ誰も分からない。試合に出られるか、出られないかを決めるのは自分。どこかが痛くてもチームに貢献できる自信があるのならば、俺は出る、と公言していましたね。私は彼が巨人を自由契約になってからずっと動向を追いかけてきました。「若返り」各球団共通のキーワードが、今年38歳となる村田選手の前に立ちはだかりました。確かに計算できるベテランに頼れば、若手のプレー機会が奪われ、最高の育成の場である実戦に出ることができません。どのチームも明確な戦略ビジョンを持ち、長期的視野に立って構想を練っています。一方で、条件面は「1軍最低年俸保障でも構わない」と公言し、オファーを待ち続けた歴戦の猛者に救いの手を差し伸べる球団はありませんでした。まだまだ十分戦力として計算できる選手でした。目の前の1勝のための選択肢は多いにこしたことはないはずなんですが、残念です。各球団ファンからの村田選手獲得を願う生の声があふれていましたが。WBCや五輪など多くの国際大会も経験したプロ野球界の功労者が、大記録を前にして、まだ力を残し、燃え尽きることもなくユニホームを脱ぎます。2000本の「名球会」にあと135本と、松坂世代で最も名球会に近いとされた功労者です。ファンの目には、プロ野球チームの器量も問われているように映ってなりません。

 巨人―横浜の最終戦に、村田選手の記念セレモニーが開かれました。大型ビジョンに流れる自身の功績をまとめたVTR映像を口を真一文字に結んで見つめていた村田選手は、引き続き挨拶のためスーツ姿でマイクの前に立ちました。「え~皆様、お久しぶりです」と一言。両チームのファンから大きな拍手と声援を受けました。そして、クライマックスシリーズ(CS)出場を懸けた大事な1戦の前にセレモニーを開いてもらったことや、両球団関係者、BCリーグ・栃木などに感謝の言葉を述べた後で、ファンへの熱い思いを吐露しました。「色々なBCリーグの球場で声をかけてくださったファンの皆様。そして、今シーズン、NPBで、NPBの球場で、僕が以前使用していた応援歌を歌ってくださった…」。ここまで話すと声が震え、「…ファンの皆様にもこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います」。声の震えを抑えながら一気に言い切ると、「巨人ファンの皆様、横浜ファンの皆様、そして野球ファンの皆様。本当にありがとうございました」と続けました。優勝という目標を達成できないまま途中で飛び出す形となった古巣横浜ファンに向けては、「チームを強くすることはできませんでした。横浜ファンの皆様、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪する場面もありました。巨人への移籍については「ただ、勝ちたい。その気持ちを胸に飛び込んできました」とし、「自分の考え方、野球スタイル。色々なことが状況とともに変化していったような気がします。しかし、それも自分が選んだ道。どんな時も前を向いて進んできたつもりです」と振り返り、「優勝する喜びを教えていただきました。本当にありがとうございました」と感謝しました。「未練がないと言ったら嘘になるかもしれませんが、自分が選択して歩んできた道に後悔はありません」とも話した村田選手「長い間ご声援本当にありがとうございました!」とひときわ大きな声を張り上げ、16年間のプロ野球生活に別れを告げると、スタンドからは何度も盛大な「村田コール」が鳴り響きました。

 挨拶後には村田選手の「背番号25」の継承者でもあるDeNA・筒香嘉智外野手(26歳)、巨人・岡本和真内野手(22歳)の両主砲から花束を受け取り、あふれ出る感情を必死に抑えながら後輩たちと固い握手を交わした村田選手は、引き上げる際には巨人ベンチに歩み寄って、高橋由伸監督(43歳)とも固い握手。最後はスタンドへ手を振りました。

 試合は、大先輩村田選手を慕う巨人・長野久義外野手(33)が、最終回に劇的なサヨナラホームランで息詰まる投手戦に決着をつけました。チームは3位に再浮上。勝利投手の菅野智之投手とともにお立ち台に上がった長野選手は、「うれしいですけど…2回のチャンスで打てなかったので、その分が残念です」と、2回無死二、三塁と絶好の先制機に右飛に終わり、結局この回チームが無得点に終わった自らの反省の弁からスタート。「出塁することを心がけて打席に入ったんで、入ってくれて良かったです」と冷静な口調で振り返りました。サヨナラ弾は2013年8月29日の阪神戦(東京D)以来5年ぶり自身3度目です。お立ち台を通じて冷静さを装った長野選手でしたが、最後に一言求められると「村田さん、見てますか〜!」と絶叫。日大、巨人を通じての大先輩に向けて渾身のエールを送りました。

 試合後、巨人・横浜時代の応援歌を大合唱する両軍ファンに手を振りながら場内を一周。両チームの選手が出てきて、村田選手が現役時代に守り続けた定位置のサードベース付近で胴上げを行い、5度宙に舞いました。若返りをはかる巨人は昨年のオフ、「村田ならどこかの球団が獲得するはず」との判断もあり、本人のためを考えて早めに「自由契約」という形で放出しました。しかし、現実には、待てど暮らせど手を挙げる球団はなく、結果的に現役引退に追い込まれてしまいました。村田選手にとった処遇に責任を感じている巨人は、来季は、村田選手を二軍もしくは三軍のコーチとして招聘するべく、話を進めているという噂も聞こえてきました。やはり巨人が首にしたのは間違いでした。♠♠♠

【追記】 あれだけ苦労したペナントレースと打って変わって、髙橋由伸監督が辞意を表明してからの巨人は、見違えるような強い戦いをしています。クライマックスシリーズでは、2位のヤクルトに連勝して、広島戦にコマを進めました。しかも、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手三冠に輝いた菅野智之投手の、史上初ノーヒット・ノーランというおまけ付きで(三振7 内野ゴロ6 内野飛球3 外野飛球11 四球1 投球数113球)。最近の試合運びを見ていて、改めて思ったことは、野球はピッチャーが辛抱して抑えていればちゃんと勝てるんだということ。そして打てないからといってコロコロと打線や打順をいじくってはダメだということ。デンと構えていればよろしい。最近はピッチャーが最少失点に抑えていて、打つべき人が打っています。キャッチャーは、いくら打てなくても小林誠治捕手で固定することです。彼は強肩だし、守備の要です。打てなくてもきちんと守ってくれるだけでよしとしましょう。頑張れ!巨人!!

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