「好適環境水」

★海の魚と川の魚が一緒に!? 

 私が「好適環境水」のことを知ったのは、最近、日下公人『発想の極意』(徳間書店、2018年)を読んだ時でした。この先生は故・渡部昇一先生竹村健一先生などと並んで、人とは違うユニークな発想をされるので、注目をしているんです。

 じっさい、岡山理科大は発明が非常に盛んな大学です。
 一例を挙げれば「海と川の魚が一緒に泳げる魔法の水」を発明しています。海水魚の
アジと淡水魚の金魚が同じ水槽で泳いでいたら、これはちょっとした驚きですが、そん
な「好適環境水」は海水魚にとって必要最低限の成分を含みながら、淡水魚も生きてい
けるという“魔法の水”です。この人口飼育水を使えば、海水の調達が困難な山の中や砂
漠でも魚介類を養殖できます。また、野菜類を水耕栽培することもできる。これから心
配されている食糧危機のの時代に対する明るい発明といえるでしょう。
 ちなみに、その「好適環境水」を入れた水槽はJR岡山駅の一階に展示されています

 たまたま先日、岡山駅を訪ねる機会があったので、立ち寄ってみました。岡山駅コンコースのエスカレターを下りたすぐ左側、1番ゲートを入った入り口の所に水槽がありました。物珍しいので、多くの人々が足を止めて、のぞきこんでおられましたよ。どこかふつうと違っていませんか?」

 海に生息する海水魚と川に生息する淡水魚は、それぞれ環境に適応するために異なる体の仕組みをもっているため共存は不可能だと考えられていました。好適環境水」は、海水でも、淡水でもない、いわば第三の水。海水は約60種類のミネラルで構成されています。そこでまず海水魚が生きていくために不可欠な元素の特定に挑みました。水からは海水の成分を増やしていき、逆に海水からは不要な成分を排除しながら、水と海水の両面から検討しました。成分が増えると、組み合わせは星の数ほど無数になります。そして4年ほどかけて、必要なカリウム、ナトリウムなど数種類の成分と濃度を特定。こんな成分で生きていけるんだという驚愕の結果でした。常識にとらわれてはいけないということを学んだそうです。

 この「好適環境水」を開発したのは、岡山理科大学工学部バイオ・応用化学山本俊政准教授ら。この水槽では、実際に金魚とタイやヒラメが一緒の水槽で元気に泳いでいます。一体どういうことなのか?山本准教授によると、実は、マダイやヒラメの体液の塩分濃度は1%。ところが海水の塩分濃度は3.5%もあり、海水魚は常に浸透圧に対するストレスを受け、成長がさまたげられている。一方、淡水は淡水魚の成長にとって欠かせない主要成分が少ないという欠点がある。そこで、海水が60種類のミネラルで構成されている中から生命維持に必要なものをナトリウム、カリウム、カルシウムと特定し、塩分濃度を調整して真水に溶かした状態で作られたのが「好適環境水」ということです。獣医学部の新設をめぐっては、なにかとお騒がせな「加計学園」でしたが、こういう良い報道もマスコミにはもっとしてもらいたいですね。❤❤❤

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