忘れられないお宿~堂々の第1位

 年間400万人の観光客が訪れる町「湯布院。その三大名宿の一つと言われる「由布院    玉の湯」。ここが私が泊まったお宿では、ダントツ1位に輝きます。昭和28年、臨済宗禅寺の保養所としてスタートした由布院「玉の湯」は、民宿として一般客に開放され、昭和50年に全面改装を経て今に至っています。約3,000坪の広大な敷地に、雑木林に囲まれた離れが18室点在しています。由布院の名宿「御三家」の一つです。庭を眺めながら四季の移り変わりや、雑木林に飛んでくる鳥や虫たちなど自然を楽しみながら、世間を忘れることのできるお宿でした。やわらかな木もれ日、風にゆれる野の花、由布院の滞在をのんびりと過ごすことができました。⇒私が泊まった時の詳しいレポートはコチラコチラです

 掛け流しのヒノキ風呂や、北欧の白木のベッドなど、すべてがゆったりとした造りです。その土地のものを食す「地産地消」を目標に、新鮮な地場の野菜、豊後和牛、豊のしゃも、鮎、山女などの恵まれた食材が、より美味しく感じられるように、板前さんが丹念に調理されています。この「玉の湯」はたくさんの文筆家に愛されてきたことが知られています。有名な所では、小林秀雄先生です。彼が「玉の湯」で過ごすのに特に好きな季節は桜を愛でる春であったそうですよ。玉の湯」には桜の木がたくさんあり、京都の三代目桜守・佐野藤衛門が選定し、玉の湯」まで植えに来てくれたものもあるとか。

 タクシーで入り口を降りると、お出迎えの女性に続いて、小路を玄関まで歩きます。玄関を入るとロビーはありますが、そこでチェックインはせずにそのまま「談話室」に通されました。この「談話室」で宿泊カードに必要事項を記入。そしてお茶とお菓子(ゆずの香りがする砂糖漬け)が出されて、しばし寛ぎ。その間にお部屋に荷物を運んでおいてもらいます。すると、係りのスタッフがやって来られ、お部屋に案内されました。宿泊した部屋は離れの「あかね。お部屋の内部は、10畳和室+縁側、10畳寝室(洋室)、ミニキッチン、洗面所、ヒノキ風呂(かけ流し)、洗浄機付きトイレ。タオルは1泊には十分すぎるほどの数が準備されています。足ふきマット数枚。液晶テレビは当然ですが、テレビの横にBOSEのCDプレーヤーもありました。夕刊(地元紙)と朝刊(「日本経済新聞」)の嬉しいサービスもありました。障子を開けて縁側に出ると、雑木林の素敵な景色が広がります。夜は鳥や虫の鳴き声が心を和ませてくれす。何よりも緑に囲まれて、心が癒やされます。

  お部屋の中には、内風呂として天然掛け流しの「ヒノキ風呂」も備えられています。窓越しに四季の緑を眺めながら温泉を楽しむことができます。お部屋の温泉を一風呂浴びた後で、お部屋で夕食です。お好きな時間にお持ちしますということで、昼間観光でずいぶん歩いたのでチョット早めに17時半からお願いしました。地元の農家さんから届けられる食材を、板前さんが腕を振るわれた豪華なお料理でした。各部屋のお風呂の他「外湯」と呼ばれる共同の温泉風呂があります。露天と内湯がありますが、この温泉はかけ流しではなく循環です。たぶん、蛇口から出ているのは源泉で、湯船の底から湧き上がってくるのが循環温泉です。露天風呂に入っていた時に熱い湯が足元から吹き上げてきていました。「19時頃はみなさん夕食のお時間なのでお風呂はがらがらですよ」と、仲居さんに教えてもらっていたので、行ってみると案の定独り占めです。ライトアップされた荘厳な緑の樹海を眺めながらの入浴です。実に癒やされた至福の時間でした。早朝も6時からやっているということで、金隣湖」の散歩帰りに浸かっていると、大浴場のガラス戸の外にもう一つの「露天風呂」がありました。朝霧の中さわやかな風に吹かれながら緑に包まれて長風呂をしてしまいました。

 入り口の「葡萄屋」でいただく朝食がまた美味しかった。中でもクレソンのポタージュは最高に美味しかったですね。松江に帰って聞いたところでは、このお宿のスープは高名な料理研究家・辰巳芳子先生のご指導を元に丁寧に作った体にやさしいスープで、とっても有名なんだそうです。フレンチトーストも最高でした。スタッフの方が何度も料理を運んでいただたく度に、さわやかな笑顔でいろいろなお話や説明をしてくださり、さりげないお気遣いを頂いたりで、実に感激の朝食タイムでした。最後に紺色の布がかぶせられたものが出てきました。布を取ってみるとコーヒーポットです。外気に当たって冷めないように、熱々のコーヒーを飲んでいただこうという心遣いです。これだけサービスしていただくと、いくらお値段が張っても、また来ようという気になりますよね。あ、そうそう、一つだけ心残りだったのは、喫茶室「ティールーム ニコル」の絶品と言われる「アップルパイ」が売り切れで食べられなかったことです。この喫茶室は観光客にも人気だそうで、アップルパイ」はすぐに品切れになるとのことでした。今度お泊まりになる際には、宿に予約しておいていただくと、食べてもらうことができますよ、とのことでした。今度訪問するときに絶対に達成する目標がこれです。

 さて、感激して松江に帰って一週間が経った頃、一通のお礼状が郵便受けに入っていました。「玉の湯」からです。しかも毛筆で、見事な達筆の丁重なお礼状です。ご覧ください。こんな心のこもったお礼状をいただいたらどんな気持ちになると思います?やはり一流どころは違います。絶対にファンになってしまいますね。思わず人にも宣伝してしまいます。現に私は何人もの北高の同僚にPRしています。むしろこちらの方からお礼状を出したい気分でいたところです。一流どころはこうやって人の心をつかまえて離さないのですね。よくわかりました。ということで、私の選ぶ「忘れられないお宿」堂々のダントツ第1位は、湯布院の「玉の湯」でした。また行きます。今度はアップルパイを絶対に食べます。あのお姉さんにも会いたいなあ。❤❤❤

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