英文要約演習

 『Reading High-Level』(ラーンズ)を終えてから(コレ、とっても力がつくテキストですよ)、松江北高補習科では、ずっと英文の要約演習」を続けています。東京大学・広島大学を中心とした最近の入試問題から、毎時間要約をやってもらっています。今日で28回が終わりました(全部で150回あります)。最初はひどかった日本語も、最近ようやくコツを掴んだのか、安定した答案が書けるようになってきました。「要約は最高レベルの読解問題」と言っています。大雑把な読みでは、いい答案は書けません。

 まずは「要約演習」を始めるにあたっての心構えを、プリントで学習します。「ダウンロードサイト」に登録しておきましたのでご覧ください。

・「要約問題の解法」 島根県立松江北高等学校 八幡成人⇒コチラです

 読解演習で確認した「1つの段落には1つの筆者の主張」、そしてその段落の中で注意すべきは、①最初と最後、②「しかし」(but, however)の後、③疑問文(問題提起)です。培った「語彙力」を土台にして、英文を読んでいきます。段落ごとにテーマを「一行メモ」しておくとよいでしょう。後は問題文に与えられた指定の字数に収まるように要約文を作成していきます。授業では複数の生徒たち(3人ぐらい)に自分の解答例を黒板に書いてもらい、発表してもらいます。その際に、各段落ごとに、読めなかった難解な文はなかったかどうかを確認しながら(自分の読めなかった英文が理解出来て初めて力がついていきます。現在の主流の大雑把でいいから何となく分かればそれでよしとする教育には賛同できません。「精読」が疎かにされています)、段落の要点を板書していきます。ここで、板書された要点が盛り込まれているかどうかを、各解答例で確認しながら評価をします。抽象的な記述には、必ず自分の考える具体例を挙げさせます。これができていないと、訳はできても何を言っているのかが把握できません。例えば、覚醒時の知覚について厄介なのは、私たちが、感覚器官から得られる情報に基づいた手がかりを、予備知識に基づいた他の手がかりと無意識のうちに結びつけており、そのため、どの程度自分の知覚が現実の感覚による情報に基づき、また、どの程度自分の予想が空白の部分を補っているかを、たいていの場合自覚していないということである。予想が知覚に及ぼすこうした影響のために、私たちの世界観は、自らをいっそう強化する傾向があり、私たちの先入観は、自らを裏付ける傾向があるのである。」(京都大学実戦模試) いくらこんな和訳をできても、具体的に何を言っているのかが分からなければ、絵に描いた餅で終わってしまいますね。私は生徒たちに、いつも「具体例を挙げて」と迫っています。英文を読みながら、「あ~、これはあのことを言っているんだな」と置き換えて読むことができれば、ずいぶん理解が深まりますものね。絶えずそういう姿勢で英文を読むことが、力につながっていきます。

 私は、こうやって精読の力をつけていきます。蛍雪時代』1月号に、灘高の木村達哉先生の要約問題に関する記事が載っています。❤❤❤

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