最後の大物 ng

 新年度最初の授業は、第1問の発音・アクセント問題より、ngの発音」からスタートしました。もう何度も、授業で話題にしているのですが、未だに出来ない生徒がたくさんいます。文系のトップ・クラス(?)でも全滅です。さすがに浪人生の補習科では、2人だけ間違えました。長いセンター試験(1990~2018年)の歴史の中で、この発音が取り上げられたのは、1993年の追試の1回だけです。次のような問題でした。

A 次の問い(問1~5)のそれぞれの単語①~④のうちから、下線部の発音が、最初の単語の下線部と同じであるものを1つずつ選べ。

問5 wrong            ① danger          ②finger           ③singer          ④younger

 センター試験の発音問題には、母音2題と子音1題が出題されます。母音に関しては数多くの出題候補が考えられるのですが、子音は限定されてきます。①th   ②ch s(s)   ④黙字、といったところでしょうか。この子音「ngの発音」は、まだ本試験には出題されていない「最後の大物」で盲点なんです。もしこれが出題されると、間違いなく全国全滅することは目に見えています。青山学院大学の駅伝監督の原 晋さんが、今年の箱根駅伝の敗因を分析する中で「<しつこさ>の欠如」を挙げておられましたが、英語の指導も全く同じです。同じ事を何度も何度でも繰り返して、徹底的に反復することで、身についていきます。1回教えたからそれでいいだろう、では絶対に力は付きません。「やりっ放し」だから、いつまでたっても力がつきません。とにかく何度でもしつこく繰り返しましょう(現にまた今日も繰り返したところ、7人が間違えています!補習科でも、昨日と同じ1人が間違えています。右の耳から左の耳です!)。

 私は高校時代、英語が割と得意だったんですが、模試の「発音・アクセント問題」だけは、ほとんど全部間違えていました。それは「勉強の仕方」を知らなかったからです。問題用紙に向かい一生懸命ボソボソ発音しては間違えていました。発音・アクセント問題に出る単語は決まっている。ならばそれをちゃんと学習してしまえば終わり」です。たったこれだけのことが分かりませんでした。知らなかったらできないのです。上の発音問題も、まさにそんな問題の代表格ですね。いくらボソボソと発音してみたところで、正解は見えてきません。勉強の仕方」を知らないでは、いつまで経っても力は付かないのです。

 ここで要求されている知識とは、次の3つです(1)《大原則》 語末の-ngは鼻に抜ける「ン(グ)」、語中の-ng-ははっきり「グ」と発音する。(2)語末の-ngで終わる語に、何がついても(例:-er, -ing)発音は変わらない、(3)ただし、形容詞の比較級・最上級だけは例外で「グ」と発音する。これだけの知識さえあれば、ありとあらゆる「-ng-の問題」を解くことができるんです。上の問題では、正解はとなりますね。あとセンター試験も2回を残すのみとなりました。最後の大物」の出題が予感されるんですが…。❤❤❤

▲本試・追試に出題された全ての単語一覧(カラー版)

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