昨年末の恒例番組「クリスマスの約束」は、小田和正さんの体調不良のために、延期となっていました。長年続いた番組(2001~2017年)だっただけに、ファンにとっては残念ひとしおでした。ただ嬉しいことに、それに代わる音楽特番『風のようにうたが流れていた』(TBS系)が、3月29日深夜24時20分から放送されることが決定しました。嬉しいニュースです。さらには、先日のNHK BSプレミアムの「密着ドキュメント 小田和正 ~毎日が“アンコール”~」の再放送も決定しました。
『風のようにうたが流れていた』は、TBS系列で2004年10月〜12月に放送された、小田さんが初めて取り組んだレギュラー音楽番組でした(全11回。本当は12回予定だったんですが野球のせいで……)。「小田和正の個人的音楽史」がコンセプトで、物心がついた頃からの、自身の音楽との関わりを振り返りながら、自身が影響を受けたり感銘を受けた「うた」や音楽家、また時代背景や個人的な思い出を語りつつ、幅広い曲目を演奏されました。毎回テーマがあり、それに沿ったゲストも登場して、小田さんと共に語り、共に歌いました。「風のようにうたが流れていた」という番組タイトルは、小田さんがふと思いついて、番組プロデューサー阿部龍二郎さん に持ちかけて、決まったものです。演奏曲は、小学校愛唱歌からフォークソング、洋楽や賛美歌にいたるまで多岐にわたりました。もちろん個人的音楽史を語る上で、オフコース時代からの自作の曲も多く演奏しました。第1回と最終回では、少年少女合唱団と共演し、温かい雰囲気を作り出していましたね。島倉千代子、ムッシュかまやつ、財津和夫、山本潤子をはじめとする、時代を彩ったアーティスト達をスタジオに招き、貴重な競演をオンエアしました。その時の小田さんのニット帽姿が、あまりにもかっこよくて、以来私も真似をしてニット帽をかぶるようになりました。先日、電動自転車で転倒して投げ出された時も、このニット帽のおかげで頭を切ったりすることなく、打撲の衝撃が和らいだことでした。⇒私の転倒事故はコチラ まさに小田さんのおかげでした。感謝!この番組は、翌年にDVDボックスとして発売になり、時間の関係で番組に収まりきらなかった楽曲も収録して発売されました。すぐに飛びついて購入したものです。今でも懐かしく、時々ボックスを開けては、鑑賞したりしています。小田さんの「追っかけコーラス」に惹かれています。

▲TBS提供写真