「WOW3」

 天才クリエーター・益田克也(ますだかつや)さんのカードマジック作品「WOW」を初めて見た時の驚きは、今でも忘れることができません。一時期はどのテレビ番組でも、マジシャン達がこれを演じていましたね。それぐらいにインパクトのある作品でした。観客にカードを1枚選んでマジックでサインをしてもらいます。そして、そのカードをデックに返してもらいぐちゃぐちゃに混ぜてしまいます。マジシャンは自身満々で1枚のカードを取り出しますが、残念ながらそれは客の選んだカードではありません。ハズレ!その間違ったカードを半透明なフレームの中に入れます。カードがはっきり見えた状態で、そのカードが、目の前で、じわーっと徐々に観客の選んだカードに変化していくんです!フレームからそのカードを取り出すと、確かにサインされた観客のカードです。「Wow!」 日本を代表するトップ・マジシャンである深井洋正さんがアメリカで、あの世界の大御所ランス・バートンさんにこのマジックを見せたところ、最初の彼の第一声がWow!!だったことから、この名前になったというエピソードが残っています。お客さんの選んだカードが、全く違うカードから目の前で徐々に変わっていく様は、まさに超魔術そのものでした。私もずいぶんたくさんの人にこのマジックを披露しましたが、同僚や生徒たちもたまげていたのを覚えています。その後、「WOW2]や、フェイス・ダウンバージョンなどを経て(私はその全てを買っています)、いよいよ「WOW3」の登場です。

 それほどまでに、世界中を席巻し、山ほどのコピー商品が世に出たメイドインジャパンの商品である「WOW」ですが、マーケットから消えてだいぶん経ちます。なぜ消えていたのか?―それはさらに進化したバージョンが出るからでした。そしてとうとう、「WOW」の第3弾が満を持しての登場です。基本の性能、現象は変わりませんが、メイドインジャパンの技術は、いかんなく発揮されています。まずは動画をどうぞご覧下さい。

 デックからカードを観客に自由に選んでもらい、サインしてもらいます。そのカードをデックの中に戻し混ぜてしまいます。マジシャンは「指先の感覚でそのカードを選び出す」と言って、1枚のカードを取り出しますが、観客の選んだカードではありません。ここで、マジシャンは透明なケースを取り出し、全く別のそのカードをケースの中に入れ、おまじないをかけると….  次の瞬間、フレームの中で、カードのフェイスが徐々に、そしてはっきりと観客のサインしたカードに変化していきます。その様子は、まるでCG映像を見ているかのようなビジュアルさです。最初のカードがフェードアウトし、次のカードがフェードインしてくるところを実際に目の前で見せることができます。最後に、サインしたカードを観客にプレゼントして渡し、演技を終えます。今回の「WOW3」の大きな特徴としては、

■東大阪の最新印刷技術により従来のWOW以上の高解像度化に初めて成功
⇒ これにより、よりはっきりとカードのピップが確認でき、変化した際の差がはっきりわかるので、インパクトが上がります。いかに高解像度の変化が行われたかは、下図の「WOW2」と比べてみるとよく分かります。明らかに進化を遂げていますね。

■素材にポリカーボネートを使用し、透明度が増しました
⇒ これにより、道具そのもの怪しさがあっても、見た目上何もネタが存在しているように思われなくなります。

■両サイドのベゼル(両サイドの枠)を可能な限り細くしてスタイリッシュなデザインに
⇒ デザイン性が上がることで「マジック用の玩具」的な雰囲気を減らして、誰でもが使えるアイテムになりました。

 つまりハードウェアとしてバージョン・アップしたということで、透明な時はより透明に、カードが出現したときにはよりくっきりと演じることができます。前のバージョンよりも若干薄くなったようにみえます。製造数も限定されているので、品切れにならないうちに、私は早速購入しました。

 今回はすり替え用のスリーブ(ケース)も最初から単売されます。今までの「WOW」とは仕様が異なりますので、今回の「WOW3」をご購入の方は、それに適合するすり替え用ギミックなしスリーブが必要になります。♠♣♥♦

カテゴリー: マジック紹介 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中