笠岡高校でセンター授業

 3月13日(水)に、岡山県立笠岡高等学校で、センター試験に関する授業をやってきました。同校の英語科・指導教諭の流尾卓志先生からの依頼です。もう流尾先生とは、10年来のお付き合いになりますか。先日も偶然、岡山市で開催された大西泰斗・ポール・マクベイ先生の講演会でお会いして、依頼を受けました。笠岡高校にお邪魔するのは今回で3回目になります。当日は早朝から授業なので、私は前日に笠岡入りして「笠岡グランドホテル」に泊まって備えました。当日朝、山陽道で交通事故が発生し、交通大渋滞で学校に間に合わない生徒たちもいましたね。このように予期せぬハプニングはつきものです。私は数年前、朝4時に松江の自宅を出発して名古屋に向かったものの、途中新見を過ぎたあたりから前日の大雨の影響で、特急「やくも」号が超ノロノロ徐行運転になってしまい(私の自転車より遅い!)、新幹線に間に合いませんでした。幸い朝一番で出発していたので、名古屋の講演会には何とか間に合いましたが、肝を冷やしたことです。以来、遠方で仕事をする時には、必ず前泊するように心がけています。

 2年生191人を文系・理系と半分に分けて、同じ内容を2度授業を行いました。新たな「共通テスト」に変わる前の最後のセンター試験受験者ということで、気合いが入ります。小田和正(71歳)西村京太郎(88歳)がこの年齢であれだけ頑張っておられるのだから、若い私たちは負けられません。でも小田さんもブレークするまでに10年の失意の日々が、西村先生も売れるまでに20年以上の苦労を重ねておられます。なぜそれだけ頑張れたのかというと、「理想の職業」だったからだと思います。私の言う「理想の職業」とは、①好きなことをやって、②それでメシが食えて、③時々人から感謝される、というものです。若いみなさんにも是非このような職業を目指してもらいたい、と語りかけました。

 今日のテーマは「センター試験の勉強の仕方」です。どんなに英語が苦手でも、弱くても、やるべきことをきちんとやれば、「英語は絶対に裏切らない」のです。その方法をこの授業でお話ししました。まず過去問をやることで、正解選択肢(言い換え)不正解選択肢(すり替え)の作り方・間合いのようなものを肌で体感することを忘れないようにしましょう。特に第1問題の「発音・アクセント問題」は、過去に出題された単語が「お色直し」で何度も出てくるので、過去問の音読が大切です。過去問出題語のリストを配布して、実際にALTについて発声してもらいました。模試や問題集は「やりっ放し」にせずに、何度も繰り返すことで定着していきます。以下、第2問の文法・語法問題は質より量をこなすことが重要で、そのために「きりはらの森」(桐原書店)「TREND17」のアプリをダウンロードしてクイズ感覚で練習を繰り返すことが効果的です。そしてこの第2問Aの練習がBやCの応用につながるんです。第3問Aの不要文削除問題は、第1文・第2文「テーマ」が示されるので、それを頭にしっかり入れて選択肢①~④を読むと「仲間ハズレ」が見えてきます。Bの発言要約問題では、段落の大切な箇所がどこに来るのかの3原則(①最初とと最後 ②「しかし」の後 ③疑問文)を紹介しました。第4問は図表・グラフ問題特有の抽象的な語彙・表現につまづいている人が多いので、まずはそれをリストで覚えてしまうとよいでしょう。第5問は設問文の「キーワード」に注目して⇒それを本文に探す⇒その近辺に正解のヒントが出てくることを、実際の問題で確認しました。これができれば第6問も大丈夫です。これらの読解問題でカギとなるのはやはり何と言っても語彙力ですね。英単語の暗記が苦手な人が多いんですが、ちょっとした工夫をすることで忘れないようになります。「アタマ・オナカ・シッポ」に注目する習慣をつけましょう。私のプリントが役立つと思います。リスニングが苦手という人も多いんですが、実は語彙力不足が原因のことが多いんです。知らない単語は聞こえませんからね。最後に、14年間松江北高の生徒を観察する中で、「伸びる生徒」の特徴を6つほどお話ししました。英語の勉強に限定して考えてみると、伸びる生徒と伸びない生徒の間には、明らかに「勉強の取り組み方」に大きな違いが見られます。「負けに不思議の負けなし」です。最後に、参考になる教材を紹介して、①英語は絶対に裏切らない!、②当たり前のことをバカになってちゃんとやる(ABC)、③散歩のついでに富士山に登った人はいない(覚悟)とまとめました。

 わずか90分の中で、全部を伝えるのは至難の業ですから、エッセンスだけお伝えしました。後は生徒全員が購入してくれた私の『2019年度英語センター対策本』と、発売されたばかりにもかかわらず同時に手に入れてくれた『重要問題演習』(ラーンズ)「ナビゲータ」冊子を徹底的に読み込んで、準備をしてもらいたいと思います。きっと良い結果につながることと信じています。今年で3回目の訪問になりますが、先輩たちは入試で良い結果を残してくれています。ここずっと東京大・京都大学に合格者が出ていますし、今年も東大2人、京大1人が合格しています。中規模校でありながら、先生方も生徒の皆さんもよく頑張っておられると感心します。今日も気持ちよく授業をさせてもらい、熱心に聞いてもらいました。笑うところではしっかり笑い、真剣になるところではしっかりと聞く。楽しい90分でした。松江に帰りましてからも、熱心な生徒のみなさんから、質問のメールや私の教材の購入希望をいただいています。応援をしておりますので、頑張って下さいね。

 あ、そうそう、私の大田高校時代の教え子の手島良次先生(大阪・豊中九中)が、先月の豊岡高校の講演(⇒当日のレポートはコチラです)に引き続いて、今回もわざわざ大阪から授業参観に来てくれました。今日の写真は手島先生に撮ってもらったものです。手島先生、どうもありがとうございました。生徒たちのために頑張ってくださいね。お世話になった流尾先生をはじめ、先生方ありがとうございました。国語の授業に来ておられた代々木ゼミナール藤井健志先生の車で笠岡駅に送っていただき、笠岡を後にしました。❤❤❤

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