「盛和塾」解散!

 岡山駅の書店「セルバ」で、季刊誌『盛和塾』を買うことにしています。今回も昨年末に買って以来の、152号&153号を購入しました。すると巻末に「盛和塾」は2019年をもって解散し、その活動を終了すると出ていました。「エーッ!!」ビックリです。この季刊誌もあと3冊で終わりです。「盛和塾」は京セラを創業した稲盛和夫(いなもりかずお)先生の経営哲学を学びたいという要望のもと、1983年にできた自主的な勉強会「盛友塾」に端を発します。1989年に名称を変更して全国各地に活動が広がり、日本に56、海外で44もの塾があり、塾生は昨年10月末現在で1万3832人に達しています。かつてはソフトバンク・グループ孫 正義会長兼社長もここで学びました。人としての生き方「人生哲学」、経営者としての心の持ち方「経営哲学」を勉強する勉強会です。

 稲盛先生は、この1月で87歳になられました。近年では高齢のため身体が思うようにいうことをきかず、地元京都の会合などで公の場に出ることも減っていました。稲盛先生は公式ホームペジで、「当初から、盛和塾は私一代限りにしようと言っておりましたが、何度も何度も考えた結果、この盛和塾は一代限りで終わらせるのが一番良いと判断いたしました。その理由として、組織を残すことになれば、いつかはこの組織を悪用したり、またこの組織の名前を汚したりする人間が出てくる可能性が考えられるということです。私の代わりに、誰かが「フィロソフィ」を解説しても、もうそれは稲盛哲学ではありません。語る人の考えが投影されてしまうからです。盛和塾が発足してから、私自身も研鑽を積み、京セラやKDDIを大きく発展させていくことができました。また、盛和塾の多くの方に助けられ、JALの再生を成し遂げることができました。盛和塾で私も多くの学びと勇気をいただいた事に、深く、深く感謝を申し上げます。是非、今まで学ばれた事を実践し、社員の方々を幸せにし、社会のために尽くされます事を切に望みます。皆さんが利他の心をもって、世のため人のために貢献されますことを祈っております。」と述べておられます。個人の経営哲学の集積である塾を、他の人に引き継ぐことにより、考え方や組織のあり方が微妙に変化するのを危惧されたのでしょう。

 私は若い時から、稲盛和夫さんの著作からずいぶん多くのことを学ばせていただきました。私の重要な人生哲学である「利他の精神」は、稲盛さんの生き方から教わったものです。最近も、『稲盛和夫 魂の言葉108』(宝島社、2018年)、『誰にも負けない努力』(PHP研究所、2019年)、五木寛之・稲盛和夫『何のために生きるのか』(致知出版、2019年)を読んで勉強になりました。❤❤❤

 皆さん、どんなよい本を読まれても、おそらく何回も読み返しておられることはそう
ないと思うのです。しかし世の立派な人で、素晴らしい人生を送った人は、一冊の本
をボロボロになるまで読んでおられるんですね。
 実はどんな立派な人間でも繰り返しの反省がなければ、それを持続できないのです。
例えばある勉強をした、こうした会に出た、または本を読んだ、そして感銘を受けた、
うわーっ素晴らしいと思った。しかし、そうなったからといって心のレベルが上がった
ままということは全然ないんですよ。その瞬間に上がっただけなんです。心のレベルは、
それを繰り返しやって初めて持続できるのです。
 ちょうど空中に浮いているのと一緒なのですよ。地べたに這いつくばった状態から、
心のレベルが上がるというのは、そこから上がっていって宙に浮いている状態なんです。
浮いている状態というのは、常にエネルギーを与えているんです。例えば、ヘリコプタ
ーであれば、プロペラを回さなきゃいかんし、ロケットなら噴射してエネルギーを出さ
なきゃ、重力に打ち勝って停まっておられないんです。同様に心桜のレベルを維持する
というのは、常に学んでいる、常に反省をしているということでなけりゃできない。ま
してや人格、人間を向上させるという場合には、もっともっと勉強をしなきゃならない
わけです。
   ―稲盛和夫『誰にも負けない努力 仕事を伸ばすリーダーシップ』pp.83-84

 

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