「共通テスト」はこう変わる!<リーディング>

 松江北高補習科でも、現役の3年生のクラスでも、先日の岡山県立笠岡高等学校でも、勝田ケ丘志学館の授業でも、冒頭に、再来年から新しく始まる『共通テスト』の大きな変化について言及して、みんなはこれ以上浪人することはできないよ、と注意喚起をしたところです。現在、今までに2回行われた「共通テスト試行テスト」を分析しているところなんですが、リーディングリスニングも、今までにはない大きな変化が見られます(配点は100点:100点に)。詳細は別の形で公にすることになりますが、リーディングで、中でも私が特に注目している変化は、次の7つです。

①センター試験で出題されていた「発音・アクセント」「文法・語法」問題は出題されません

全ての問題は「読むこと」の力を把握する読解問題となります。些末な文法事項など、難度の高い言語材料に関する出題はありません。

②種々の文章形式が取り上げられます

「試行テスト」を見る限り、伝言メモ・ウェブサイト・ブログ・プレゼン・記事・物語・論説など、多様な文章形式が採用されています。全て身近で日常的に接する機会の多い素材ということです。現行のセンター試験の第3問B、第4問A、第4問B、第5問、第6問などによく似た長文問題が出題されています。

③「本文」の分量が多くなります

私がカウントしたところでは、従来のセンター試験の語数よりも、1,000語以上多くなっています(4,221words⇒5,314words)。限られた時間内に相当量の英文を読まなければなりません。現行の「センター試験」でも英語の苦手な人は最後まで読み切れずに途中で終わってしまうのですから、これは大変ですよ。書かれた内容をダラダラとまんべんなく読んでいくのではなく、必要な情報を素早くキャッチする「情報検索技術」が今まで以上に問われることになります。文章自体は基本的で難しくはありません(CEFR A1 ~B1レベル)。

④「思考力・判断力」が問われます

思考力判断力を問う問題が出題されます。例えば、事実(fact)であるか意見(opinion)であるかを見分ける問題や、正解が1つとは限らず、当てはまるものを全て選ぶ問題(問い方については検討中)、直接の言及はないが与えられた情報から推測する問題、情報を時系列で整理する力を問う問題、複数の情報を統合したり、整理したりする力を問う問題などです。

⑤問題指示文は全て英語で与えられます

日頃の教室の授業の中で行われている「言語活動」の反映と考えることができますね。

⑥全て選択式の問題ですが、間接的に「表現力」も問われます

ディベートプレゼンテーションレポートなどの、しゃべったり、書いたりする場面を想定した問題が見られます。実際の日常場面でのコミュニケーションが問われるのです。

⑦平均点は5割程度に

現行のセンター試験は平均点が6割になるように作られています。「共通テスト」は、平均点を5割程度に設定しています。実際に昨年11月に行われた試行テストの平均点を見ると、51.25点でした。

 これに、民間試験が課せられる大学もありますから、生徒の負担は今よりもずいぶん増大するものと思われます。しっかり対策をしたいものです。まずは、「試行テスト」の問題を、先生方がしっかりと分析することから始めないといけません。「大学入試センター」からは、この4月4日に、この試行テスト(2018年11月実施)の詳細な分析が公表されています。⇒コチラ(全体)とコチラです(科目別分析)です ♠♠♠

 そのために、私が考える対策とは次のようなものです。❤❤❤

①個々の文の内容を正確に素早く理解する力(「精読」+「速読」)を養う

②多様な素材の英語の文章をできるだけたくさん読む

③そのためにも「語彙力」を磨いておく必要

④基礎的な知識を確実に定着させる必要

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