英語の疑問?

 「志学館」では、授業中に、あるいは授業が終わってからも生徒たちからさまざまな疑問が寄せられます。最近尋ねられたものを挙げてみると、「shouldになぜ「万一~」という意味が出るのか?」「opportunityがなぜ「好機」という意味になるのか?」「plantには「工場」と「植物」という意味があるがどんな関連があるのか?」「pros and consとは一体なんだ?略号?」「televisionには通例theがつかないのに、radioにはtheがつくのはなぜか?」「性質を表す形容詞の時に意味上の主語がofで表されるのはなぜか?forとどこが違うのか?」「as it wereがなぜ「いわば」という意味になるのか?」「単複同形の名詞sheep, carp, salmonはなぜ~sがつかないのか?」「meetとseeの使い分けの訳は?」「使役動詞のhave, let, makeは原形が来るのにgetはどうしてto Vとなるの?」「多義語rightの各意味の関連はどこにあるの?」等々。私は基本的に、単純なものを除いてはその場で詳しい回答をせずに、ヒントだけ与えて生徒自身に考えてもらうようにしています。すると、次の日に米子に授業に行くと、ホワイトボードに生徒が調べた解答がびっしりと書かれているんです。書いた生徒自身にみんなに説明をしてもらって、共有するようにしています。最近はネット環境もあり、生徒が自分自身で調べることができるようになりました。先日などは、米子東高校の図書館から、あの大部な『英語語法大事典 第○集』(大修館)を借りてきて説明した生徒もいました。こうやって自分で調べて解決したことは、忘れないものです。私もそうでしたから。さて、次の時間はどういった疑問が寄せられるでしょうか、楽しみですね。

 私が松江北高に帰ってきた頃の授業は、いつもこんな調子でしたね。授業中だけでなく、授業が終わってからも質問に来る生徒がいて、帰してもらえない。次の授業があるからと言って、急いで次のクラスに行ったものでした。それが最近は全くといっていいほどなくなってしまった。英語の力もそれに呼応するかのように落ち出した。不思議な関連ですね。授業の中で、英語の面白さ、奥深さを伝え切れていないような気がしています。

 かつて、松江北高では、3月になると、先輩の先生方から受け継がれ長年の伝統であった学問探究講座」というのがありました。1年生3月の数日間早朝に開催され、先生方が自分の得意な分野をちょっと深掘りして取り上げていたんです。「源氏物語を読む」「ビートルズを歌う」「楽器を弾く」「陶芸」「数学の定理を深掘り」など実にユニークな講座が開設されていましたね。生徒たちは希望する講座に登録して出かけます。いかにも北高らしい授業だったんですが、受験に関係ないということで、とりつぶされてしまいました(私はあのあたりから北高の迷走が始まったように感じています)。私は最後まで反対を貫きました。こういうことが教師を育て、生徒たちの学問への興味のきっかけとなったり、大学選びの動機となり、日頃の教科の勉強に及ぼす波及効果が大きい、疑問を大切にする姿勢を育むことにより大学に進学してから大きな違いを生む、と固く信じていたからでした。当時の私は、毎年「英語のなぜ?」と題して、日頃疑問に思うような英語の事項を取り上げては、一緒に考えてみようという講座を開設して、結構人気だったんです。当時、受講し終わった生徒たちが書いてくれた感想を挙げてみますね。そのときに使った私の講座の資料の一部を見ることができます。⇒コチラです

普段は英語は大嫌いだけど、すごく楽しくて、この時だけは英語を好きになった。/話を聞いて英語っておもしろいなと初めて思った。/すごくタメになりました。/英語の授業では学べないようなことを教えていただきました。とても興味深い内容で、わからないことをはじめて知るワクワクを感じました。/とてもためになり楽しい講座だったので来年の1年生にも受けて欲しい。/とてもいい時間が過ごせました。もっと早い時期にこの授業を受けたいです。/とても有意義な3時間でした。来年の1年生のみでなく、時間が許すのなら2年生も行ってほしいと思います。/とてもためになった3日間だけにすごく残念です。英語が好きになりそうです。/自分の知らなかった英語の不思議をたくさん知ることができ、とても楽しく興味深かった。3日間では短すぎると思った。/普段の授業や勉強で聞くことができなかった興味深い話を知ることができ、これからの学習にも意欲がでた。2年次も実施して欲しい。  (原文ママ)

 私は英語の勉強の「面白さ」を伝えて、ずっと勉強を続けてもらいたい、単に大学入試のためだけではなく、大学に行っても、社会人になっても、一生英語を学び続けてもらいたい、そのための基礎を築く授業だと思ってやっています。「単語の記憶」に語源学習を取り入れるのもそのためです。点さえ取ればそれでよし、といった教育には与したくありません(もちろん点も取れるようにはしますが)。私は「生徒の心に火をつける」のが教師の役割だと思っていますので。❤❤❤

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