巨人の強さ2題

 今日の巨人―阪神戦は、巨人の見事な逆転勝ちで、マジックを5に減らしましたね。もうすぐ優勝が決まります。ここ数年不甲斐ない戦いぶりに失望ばかりだった、熱狂的な巨人ファンである八幡は、感慨深いものがあります。優勝が決まったら、詳しく私見を述べようと思いますが、今年の巨人の強さは、やはり原 辰徳監督の手綱さばきの見事さと感じています。やはり、集団はリーダーの力で大きく変貌するんです(これは「教育」の世界でも同じです)。「この人のために頑張ろう!」と、みんなが思っている集団は強いです。今年の巨人の強さを暗示するような出来事を2つ紹介します。

▲巨人軍ホームページより

 今日の試合。先発の菅野がピリッとせず途中降板。7回には、阪神糸原の適時打で2点差をつけられました。しかし、その裏に巨人の代打・石川慎吾が、特大の4号ソロを放ち1点差に迫ります。そして8回2死一塁で、ゲレーロが、好投手のジョンソンから逆転起死回生の一発を放ちました。ダイヤモンドを回ったゲレーロは、涙を流しながらベースを回り、一塁ベンチ前でナインの手荒い祝福を受けました。うつむいたままナインの祝福を小走りで抜け、ジャビット人形も受け取らずにベンチ裏へ隠れ男泣きしました。「ホームランでの涙は人生で初めて。感動的な一打になった」。最近のゲレーロは「状態イイネ」の時と比べ、絶不調に陥っていました。試合前時点で9月は打率1割9分4厘、得点圏では9分1厘と低迷。ここ最近では13打数ノーヒットです。先日の広島戦でも、ここで一本打てばサヨナラ勝ちの場面でも凡退。今日の満塁の場面でも凡打に倒れ、いつも期待を裏切っていました。にもかかわらず、原監督はスタメンで起用し続けます。ゲレーロも早朝練習で打開しようとしていましたが、今日もノーヒットが続いていました。起死回生の逆転ホームランを打ったゲレーロは、自軍ベンチに向かってこぶしを振り上げました。そして涙を流し目頭を押さえながらベースを一周していました。不甲斐ない打撃で期待を裏切り続けた自分に、よほど情けない思いをしていたのでしょう。一気にその思いが吹き上げた「涙」だったと思います。「このところ全く打てていませんでしたし、チャンスでも結果が伴わなかったので、最後にこういう形で価値のあるホームランが打てて良かったです 。とにかくどんな状況でも万全の準備をして、チームの勝利に貢献できるようにという思いで毎日一生懸命練習していました」ゲレーロ談話) 結果が出なくても、信じ続けて起用したくれた、原監督への感謝の涙でもありました。

 9月12日横浜戦。ファーストゴロの際に、1塁ベースカバーを怠った新人の髙橋優貴投手がベンチに戻ってくると、控えに回っていた阿部慎之助選手が血相を変えて、注意をしているところがテレビ画面に大きく映し出されていました。「ちゃんとベースカバーをしろ!!」と言っていたのでしょう。嫌われるのを承知で、嫌なことをはっきりと注意できる先輩がいるチームはやはり違います。なあなあで済ましていると、大きなケガをします。特に将来の期待のかかる若い選手には、そのことを徹底して叩き込んでおかねばなりません。コーチではなく、選手がその嫌われ役を買って出ているところが、今年の巨人の強さを象徴していると感じます。その阿部選手は、今日の試合で、右手の指にデッドボールを受け、その場に仰向けに倒れ込みました。左手で右手を押さえながら、しばらく動けません。試合途中で病院へ検査に向かいました。ひどくなければいいのですが…。❤❤❤

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