西村京太郎会報

 西村京太郎ファンクラブ会報の最新号「TOTSUGAWA EXPRESS」Vol.35が届きました。年2回の発行で、西村先生の作品の舞台裏を知ることのできる貴重な資料です。今号では、最新刊の『阪急電鉄殺人事件』(祥伝社)、12月に出る予定の『舞鶴の海を愛した男』(徳間書店)、来年1月に発売予定の『西日本鉄道殺人事件』(新潮社)の舞台裏が特集されています。私は、 バックナンバーの第1号から全部揃えています。先生は、10月22日に発売となった最新刊『飯田線 愛と殺人と』(カッパブックス)で、作品数が624冊となりました。目標とされている635冊(東京スカイツリーの634冊を1冊上回る)までもうすぐですね。先生も現在89歳。何とか頑張って635冊を達成していただきたいと思っています。現在分かっている刊行予定の小説は以下の通り。着々とゴールに向かっておられますね。

11月  『十津川警部仙山線<秘境駅>の少女』(小学館)
12月  『舞鶴の海を愛した男』(徳間書店)
1月   『西日本鉄道殺人事件』(新潮社)
4月   『東京オリンピック幻想』(文藝春秋)

 今回の『飯田線・愛と殺人と』(光文社カッパブックス)は、おおよそ次のようなあらすじで展開していく作品です。飯田線とアイヌの歴史の関わりなど、いつものように詳細でいて緻密な検証を背景としたフィクションです。

 旅行代理店勤めの野田花世が殺された。彼女は、旅行企画を進めていた飯田線の秘境駅で恋人と逢瀬を重ねていた。彼女への殺人予告をしていた犯人に、十津川は罠を仕掛ける!復讐に燃える被害者の恋人の暴走を止め、異常な犯人を逮捕できるのか!?

  この作品には注目すべき点が二つあります。一つは、飯田線のドラマでありながら、島根県の古代神話である「出雲神話」が頻繁に登場するんです。木次線「奥出雲おろち号」も出てきます。「出雲神話の世界に遊びたい人は、三段式スイッチバックを体験したい人は、どちらも木次線の「奥出雲おろち号」に乗ってみてください」 島根県と関連の強い作品であるという点です。二つ目は、発売元の光文社では、長野県内の書店とコラボレーションした「読もう!行こう! 長野×光文社キャンペーン カッパ・ノベルス『飯田線・愛と殺人と』カバー写真コンテスト」を開催して、JR飯田線の車両や風景写真を募集しました。その審査の結果最優秀賞に選ばれた石川県の泉 竜太郎さんの「秘境を走る」が、西村先生の最新作『飯田線・愛と殺人と』のカバー写真に採用されています。受賞されたさんのコメントです。

 このコンテストの存在を書店のポップで知ったのは、締め切りまで2週間弱というタイミングでした。慌てて仕事の都合を確認すると、たった一日だけ休暇が取れる!まさに九死に一生を得た思いでした。撮影日前夜に金沢市を出て長野県天龍村を目指し、翌午前3時に現地入り。予め当たりをつけていたロケーションをいくつか回り、始発から撮影に臨みました。私自身、小学生の頃から西村先生のファンで、光文社文庫をずっと集めていました。長男には、先生の名前をいただき「京太郎」と名付けました。3年前、湯河原の西村京太郎記念館を訪問した際には先生にお目にかかり、サインをいただいたこともあります。思い入れは誰にも負けぬ自信があり、このコンテストを知ったときには「絶対、選ばれたい!」と強く思いました。書籍ならタテ写真が良いか、文字を入れるスペースは必要か、帯も付くのか、などと思いを巡らせて構図を決めました。こうしてカバー写真に選んでいただけたのは夢のようであり、大変光栄に思っております。(泉 竜太郎)

▲光文社ホームページより この写真が作品のカバーに採用された

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