なぐられて強くなる

ボクシングの試合のイラスト

 ボクサーの方から、面白い話を聞きました。「強くなるにはどうしたらいいと思いますか?」―「人一倍トレーニングすることですか?」―「それもありますが、一番は、なぐられることです」―「えーっ?それはどういうことですか?」

 ボクサーは、なぐられて相手のパンチを受けることで、よけられるようになるんだそうです。パンチを受けることで痛さを知る、そのことで反射神経がよくなっていくといいます。この結果、次はパンチが当たらぬように、相手のパンチをしっかりと見据えることができるようになるんだそうです。「よけるために受ける」というのは一見矛盾しているようですが、私はこの話を聞いて、「成功するために失敗する」と相通じるものがあるな、と思いました。

 人間、誰しも失敗します。一度失敗したらその原因を究明し、その根本解決に臨むことが大切です。原因を追及して、それを解決することで、二度と同じ間違いを犯さないようになっていくんです。「失敗が人間を成長させていく」(本田宗一郎)のです。私は日頃、英語の指導でも、このことを力説しています。仮に模試でいい点が取れなくても、その失敗から何を学ぶのか?ということを意識して、振り返って見ることが必要なんです。成績が伸びない人はみんな「やりっ放し」です。望月俊孝さんの『幸せの法則』(中経出版、2007年)の中に、「失敗を人生の宝にする10のヒント」というのが出ていて面白く読みました。なるほど!

1.失敗はスタートライン「さあ、ここからが勝負!」
2.失敗は誇り「失敗は勇気の証、果敢に挑戦したことに誇りを持とう」
3.失敗は学び「うまくいかない方法が1つわかった」
4.失敗は問い「キミは、本気で取り組むつもりなの?」
5.失敗は道しるべ「諦めるのではなく、もう一歩の努力・工夫が必要だ」
6.失敗はチャンス「失敗を乗り越えたらスキルアップできる。ここから伝説が
はじまる」
7.失敗はヒント「別の視点、もっとよい方法があるんじゃない?」
8.失敗はエール「時間はもう少しかかるかもしれない、でもあきらめるな!」
9.失敗は出会い「解決策を教えてくれる人と友達になれるよ」
10.失敗は光「この痛みや経験が次に生きてくるし、次に続く人の勇気になる」

 私が、模擬試験の翌日に「見直しプリント」を配布して、生徒たちに復習を迫るのを続けているのは、こういう理由からです。生徒だけでなく、教員の側も「やりっ放し」では困ります(「忙しい」と称して逃げてしまっている人も見かけます)。私は毎回自分で問題を解き、分析をして、生徒たちの陥るであろう誤りを予測してこのプリントを仕上げています(もう何十年もやっていると、生徒たちがどこでつまづくのかが手に取るように分かるようになってきます。これが大切なんです)。年末に行われた模試の「見直しプリント」を、「ダウンロードサイト」に登録しておきました。ご参考になさってください。

・「2019年3年生11月全統プレテスト」見直しプリント (編)八幡成人 ⇒コチラで読むことができます

・「2019年3年生12月駿台プレテスト」見直しプリント (編)八幡成人 ⇒コチラで読むことができます

 模試の成績が返ってきた際も、平均点や偏差値にのみ目を向けて終わりではなく、「集団の特性」をデータから読み取るために、自身で再度、データを基に分析することも必要です。そのための分析方法を、親しくさせていただいている中川右也先生(三重県鈴鹿高校)からお送りいただきましたので、「ダウンロードサイト」に登録しておきました。中川先生の勤務校の教員研修で使われたハンドアウトです。ご利用ください。中川先生、いつもありがとうございます。

・「テストの分析方法」 三重県鈴鹿高等学校 中川右也先生 ⇒コチラで読むことができます

 今日が、今年最後の更新です。今年も毎日コツコツと更新を続けることができました。いつもお読みいただき応援していただいる先生方、どうもありがとうございました。昨日、今日と大掃除をして、新年を迎えます。私は1月3日から授業です。来年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさん、良いお年をお迎えくださいね。🎍🎍🎍

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