中西葉奈さんインタビュー

 年末に、秋田の国際教養大学3回生の中西葉奈(なかにしはな)さんが、北高に訪ねてくれました。彼女は、松江北高から初めて「国際教養大学(AIU)」に合格した生徒です(⇒コチラです)。この大学のすごさは、いたるところで報道されていますから、みなさんよくご存じだと思います。主な点だけでも拾っておきますね。(1)授業はすべて英語(教員は全員模擬授業をしてもらい学長が面接して採用)、(2)TOEFLの点数で能力別にクラス分け(BBCやCNNが聞けるまで)、(3)在学中に1年間の海外留学が義務付け(事前にTOEFL550点以上を義務化)、(4)20人未満の少人数教育、(5)ギャップイヤー制度の導入(11月入試9月入学)、(6)全寮制で外国人留学生と共同生活、(7)図書館とコンピュータ室は24時間開放(コンビニが24時間開いているのに大学で一番重要な図書館が開いていないのはおかしい)、(8)多様な人材を発掘する入試制度(16種類)、といった特徴を持ち、就職率100%(半分以上が有力企業!)という、今の日本には珍しく、「勉強する学生」を育てる大学です。初代学長の故・中嶋嶺雄(なかじまみねお)先生は、こう述べておられます。

    僕がいつも言うのは、大学は就職のためにあるのではないということです。就職率100%を目指して、やってきたわけではありません。国際教養大学がすべての授業を英語でやり、一年生は全寮制で外国人留学生とルームシェアをし、一年間の留学の義務がある。これらはすべて、名前の通り、国際教養を身につけるためです。特に、留学は学生を鍛えます。学生たちは、その器を大きくして帰ってきます。それが就職につながったと考えています。

 さらに中身を詳しく知りたい方は、学長を務められたお二人の著書を読むといいでしょう。中嶋嶺雄『なぜ国際教養大学で人材は育つのか』(祥伝社黄金文庫、2010年)、鈴木典比古『なぜ国際教養大学はすごいのか』(PHP新書、2016年)の二冊です。

 

 その中西さんに、国際教養大学に関して、幾つか質問をぶつけてみました。例えば、こんな感じです。他の質疑応答は最新の「あむーる」に掲載しました。

(八幡)1年次から授業が全部英語ですが、ついていくのが大変ではないですか?

(中西)大変。書く、読むができないから大変。最初の方は厳しい授業。クラス分けは、入学式前日に宣告。1(英語だけ1年半English for Academic Purposesを取らねばならない)、2(1年間)、3(半年間)。1,2の学生はもうこの時点で、4年で卒業することはできない。3分の1の学生は4年半または5年かかかる。入学式の日に泣く人がいるのはこういう訳。それだけ競争は激しい。大学側は、4年で仕上がるはずがないというスタンスで指導している。

 大学の中身・実態を知るには、「要項」「大学案内」「パンフレット」や「オープンキャンパス」も役立ちますが(いいことしか言わない)、一番いいのは、こうやって、その学校に通って生活している学生にいろいろと聞くことです(大学を訪問したら、必ずトイレ図書館は見てくるように指導していました)。私はそんな思いで、若い頃から「学級通信」「進路指導部だより」「学校通信」「英語通信」(いずれも大好きなピアニスト・リチャードクレーダーマンにちなんで「あむーる」と名付けました)において、卒業生たちに寄稿してもらった大学報告を掲載してきました。今回も、中西さんに語ってもらった内容を、「あむーる」1月号(2020年)に掲載しています。ダウンロードサイト」に登録しておきましたので、AIUに関心の向きはご覧ください。

・「あむーる」1月号 2020年 (編)八幡成人     ⇒コチラで読むことができます

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