「四谷シモン人形館」

 「香川県立東山魁夷せとうち美術館」を訪れた帰り道に、鎌田醤油敷地内にある淡翁荘 四谷シモン人形館」に行ってきました。この建物は、1936年(昭和11年)に、淡翁・鎌田勝太郎が、迎賓館として建てた鉄筋コンクリート2階建ての洋館で、現在は改修・増築されて人形館となっています。人形師であり、女形として俳優を務めた四谷シモンさんの代表的作品が集められた全国唯一の人形館です。2014年12月に「登録有形文化財」になりました。現在は23体の人形が展示されていました。入館料500円を払って、パンフレットとポストカードをいただいて座敷に上がると、担当の方が案内してくださって詳しい説明を聞くことができました。鎌田醤油の社長さんの趣味半分みたいなコレクションだそうです。昭和の雰囲気を残す館内には、寄せ木細工の床、房飾りのついたモダンな照明、天井には漆喰の繰形、各部屋には贅を凝らした調度品が置かれていました。

 入り口で出迎えてくれる、2mを超える大男の人形「ルネ・マグリットの男」は半端ない威圧感があります。洋画のホラー映画に出てくるような迫力で、のっけからインパクトがありますね。

 係の方の説明によれば、四谷シモンさんの人形作品は、20歳の時に自身が衝撃を受けたというハンス・ベルメール「球体関節人形」がベースとなっています。リアルな造形の人形にむき出しの機会部分を見せた生体メカ的な人形が多く、どこかしら怪しくて、威圧感さえ感じます。

 注目すべきは、その展示方法にあります。ただ展示されているだけでなく、人形があちこちに隠れているので、自分で引き戸を開けて探して見つけなければいけないんです。全裸の男性がお出迎え。す、すごく大胆です・・・。

 このほかにも人形たちがいろんな所に隠れています。扉を開けて探すのがまた楽しい。肌むっちゃ綺麗やん。もちもち肌~。人形なので当たり前ですけど、なんか触ると温かいんじゃないかと思ってしまうほど温もりを感じる・・・。何かちょっといけない所にお邪魔してしまったような気持ちに。

 うーん、充実した時間を過ごしました!観光ガイドでもあまり紹介されていない穴場スポットでした。タクシーの運転手さんもこの施設を知らなかったので、坂出駅の「観光案内所」で道を聞いて歩いて向かいました。洋館の中で妖しい人形を探して歩くという、非日常を体験することができましたよ。♥♥♥

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