「奈良ホテル」

 私は旅をする際は、その土地で一番の宿に泊まることにしています。そうすると、いろいろと見えてくることも多いからというのが理由です。奈良東大寺「お水取り」(修二会)を見に行った時に泊まったのは、奈良ホテル」でした。ああ、懐かしい!風格・伝統とも日本を代表する素敵なクラシック・ホテルでした。2007年、経済産業省により「近代化産業遺産」に認定されています。

 奈良公園内に、明治42(1909)年に誕生した「奈良ホテル」。関西における国賓・皇族の宿泊施設として「西の迎賓館」の異名も持ち、、チャップリンヘレン・ケラーオードリー・ヘップバーンなど、世界中のVIPをたくさん迎え入れてきました。建物は東京駅日本銀行本店などを手掛けた建築家・辰野金吾氏によるものです。歴史ある調度品も数多く、なかでも、大正11(1922)年にアインシュタインが滞在した際に弾いたピアノは、時を経て今も同じ場所に飾られています。戦後行方がわからなくなっていましたが、創業100 周年を迎えた平成21(2009)年に、約60 年ぶりに里帰りを果たし戻ってきました。

   客室は、本館新館にありますが、おすすめは創業当初の趣を残す本館です。私はこの本館に泊めていただきました。清潔感がありながら、大正時代の暖炉やスチーム暖房などをインテリアとしてそのまま使用するなど、クラシカルな雰囲気が漂っています。本館のスタンダードツイン。パークサイドと中庭サイドがあり、パークサイドの窓からは奈良公園若草山を望むことができます。

 ぐっすり眠った翌朝は、お愉しみの朝食を。洋食、和食、奈良の郷土料理「茶がゆ」定食から選べ、今回は洋食をチョイス。洋食は好きな料理を自由に組み合わせることができる、プリフィクススタイルなんです。例えば、シリアルならグラノーラ、オートミール、コーンフレークのなかから、パンならトースト、フレンチトースト、ホットケーキなどから、卵料理ならスクランブルエッグ、ポーチドエッグ、プレーンオムレツなどから選べます。自分好みに組み合わせていくだけでも、朝からテンションが上がりますね!私はプレーンオムレツ&フレンチトーストをいただきました。ここのコーヒーは最高に美味しかったんですよ。⇒私の紹介「「奈良ホテル」のコーヒが美味しい!」コチラです

 「奈良ホテル」といえば、上松松園『花嫁』が有名です。本館の玄関を入ってすぐ上を見ると9mの「吹き抜け天井」が優雅に広がっています。正面の大階段には、手すりに「擬宝珠(奈良ホテルにしかない赤膚焼製)、真っ赤な絨毯に真鍮の縁取り(和洋折衷)で、階段の上には「銅鑼」が見えています。これはお客さんに食事の時間を伝えるものだったようです。大戦中には、「空襲警報時」に鳴らして、お客さんを防空壕へ案内されていたようです。釣燈籠を模した和風シャンデリアも素敵です。現在はLED球だそうですが。

 レストラン内にある特注品の「団扇絵」(横山大観・河合玉堂)は際立っていましたね。絵画等の美術品は、まだまだ1階の客室通路や、新館のロビーにもありました。本館の屋根の「鴟尾」「東大寺大仏殿」でも見られるものです。創業時の「鴟尾」は、新館の玄関ホールに展示してあります。「平成の大時計」は、天皇陛下の御即位を記念して平成2年に設置されたものです。実際に陛下がこの場所を訪れ、音色を聞いたそうですよ。現在でも15分毎にメロディーが流れ、聞くことが可能です。とても心地の良い音色でした。

 「ホテルショップ」では、ここでしか買えない「奈良ホテル」のオリジナル商品をはじめ、奈良の各種名品を取り揃えていました。私はこのオリジナル付箋を買って帰りました。♥♥♥

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