「満ちたフケ」~rightの意味

 rightという単語は「多義語」です。 ②ょうど ③しい ④さわしい ⑤ などの意味があります。私は教室では、これらを頭文字を取って「満ちたフケ」と覚えるように指導しています。先日も「多義語」を取り上げた際に、「それぞれの意味はどこかでつながっている。核心を押さえるように」というお話しをしました。⇒コチラです

 どうしてこんなに違った意味を持つようになったのでしょうか?元来は「正しい」が本義でした。「正しい」から「ちょうど」「ふさわしい」へと枝分かれしていきます。心臓と反対側にある手をより頻繁に使う事から(心臓への負担を減ずるため)、「正しい手」→「右の手」となり、単独で「右」を意味するようになりました。そして強い右手と弱い左手、という対立が議会に持ち込まれ、右側に多数党、左側に少数党が陣取る習慣が生まれました。その多数派は立法権を行使できるので、「権利」をも意味するようになったのです。

 このrightの意味に関して、2000年のセンター試験の本試験の第3問に、そのいわれが取り上げられました。以下の文章です。

  The ancient Romans believed that the right side of the body was the good side, while the left side had evil spirits. Their word for “right”, dexter, gave us dexterous, which means “skillful”, whereas their word for “left”, sinister, means “evil” or “wicked”. This may have created negative attitudes toward left-handedness.

    But today, left-handedness is becoming more and more acceptable in society, and is even considered advantageous in some sports. Because of this, left-handed people do not have to feel “left out” any more.

(古代ローマ人は、体の右側はよい側で、一方左側は邪悪な精神を宿していると信じていた。古代ローマの「右」にあたる語dexterから現代の英語dexterousができており、これは「巧みな」を意味する。しかるに、彼らの「左」にあたる語sinisterは「邪悪な」や「悪意のある」を意味する。このせいで、左利きに対して否定的な態度が生まれたのかもしれない。しかし、今日では、左利きはだんだんと社会に受け入れられるようになっている。そして、ある種のスポーツにおいては有利であるとさえ見なされている。そのおかげで、左利きの人は「仲間ハズレにされている」という気分をもう味わわなくてもよくなっている。)

 私はお盆休みもなく、通常通り、勝田ケ丘志学館で授業をやっています。♥♥♥

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